久しぶりに栄養について書こうと思い、今回は「意外と知らない体に必要な塩の話」をしようと思います。
食事に欠かせない塩ですが、塩についてどれだけご存知ですか?
食塩って何か知っていますか?
食事は毎日のことです。
自分や家族の体のためにも、毎日口に入れる物の知識はとっても大切です。
丁度、7月から岩塩を摂取し始めたので、普通の食塩とは何が違うのか、なぜ岩塩などの食塩以外の方が体に良いのかを紹介します。
ポイントは海の恵み”ミネラル”です。
塩(しお)とは何か?
塩(しお)とは海水が乾燥したり、岩塩を採掘することで得られる物質のことです。
主成分は塩化ナトリウムですが、それ以外のミネラルも含まれています。
日本では岩塩が取れないので、ほとんどの塩は今も昔も海水から作られています。
食塩と他の塩の違い
食卓に並ぶ塩と言えば「食塩」ですが、食塩とは何かご存知ですか?
ミネラルとは?
ここで一旦ミネラルについて触れておきます。
栄養に興味がある方も無い方も、ミネラルって言葉くらいは聞いたことがあると思います。
ミネラルとは炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミンと並ぶ5大栄養素の1つで、体に必須の成分です。
体に必要なミネラルは16種類で、大きく主要ミネラルと微量ミネラルに分けられます。
【主要ミネラル】
カリウム、ナトリウム、カルシウム、リン、イオウ、マグネシウム、塩素
【微量ミネラル】
鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、マンガン、コバルト、モリブデン、クロム
ミネラルが不足すると様々な不調が体に出ることが分かっています。
有名な例を上げると、貧血ですね。
微量ミネラルの1つである鉄が不足することで貧血になることがあります。
他にも、マグネシウムが不足すると筋肉が攣りやすくなったり、心血管疾患のリスクが高くなったり、高血圧などの生活習慣病になりやすくなると言われています。
運動する人にマグネシウムは結構大事ですね。
その他のミネラルについてはご自分でググって下さい。
もう1つ重要なこととして、ミネラルの不足もダメだけど過剰摂取もダメということです。
ミネラルはサプリメントからも摂取することができます。
もちろん普段の食事でミネラルを補いきれない人はそれで良いのですが、そうでない人は過剰摂取になる場合があります。
過剰摂取が体に不調をきたすかどうかはミネラルによりますが、ミネラルを豊富に含んだ食事をきちんと摂れていて体に不調が無い場合はサプリメントの使用は必須ではないと思います。
科学的にはミネラル、大きくとらえるなら「海の恵み」
考えられる理由としては
・肉類や野菜、乳製品などより、海産物の方が含まれるミネラルの種類が多く、ほとんど網羅しているから。
・肉類や野菜、乳製品などにしか含まれず、海産物には含まれないミネラルはあんまり無いから。
・生物の発生は海からで、ミネラル云々と言うより海そのもの(海の恵み)が生命の源だから。
・昔から重宝されるということは、栄養学の無い時代から体に良いことが分かっているから。
「海の恵み」という概念は非常に大切だと思います。
ミネラルがー、ビタミンがー、とかタンパク質がーって無駄に知識が豊富な現代人は栄養素で食事を考えてしまいがちです。
魚から塩からミネラルを摂取するんだって捉え方も良いですが、もっと大きく捉えて「海の恵み=生命の源を頂くんだ」って感覚も大事ではないかと思います。
塩は海水から水分が飛んで、ミネラルが結晶化したものです。
そういった意味で塩は海そのもの=生命の源を頂いていると捉えることができます。
岩塩って何?なぜ岩塩?デメリットはある?
*補足として書いておきますと、天日や平釜などの日本の伝統製法で作られている海塩であれば海のミネラルをそのままいただくことができます。
天日塩 とAmazonで検索するとたくさん出てきます!
岩塩の食べ方、削り方
僕が購入した岩塩はこちらです
ロックなので、自分で削るしかありません。
子どもの握り拳くらいのサイズなので、まずはトンカチで粉砕します。
飛び散るので、袋に入れて布でくるんで粉砕作業に入って下さい。
1~3mmくらいのサイズになったら、岩塩用(じゃなくても大丈夫?)のミルに入れて粉々にしてください。
もうこの状態で調味料として使えます。
野性の血が騒ぐ方は、ロックのまま舐めてください(笑)
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