先月2023年3月18日〜19日に水泳個別指導FORMS、初の出張でのレッスンに静岡県は浜松市まで行って参りました！普段は関西圏（主に京都）でしかレッスンをしていない自分たちにとっても刺激的な２日間になりました。今回はそんな出張の珍道中をお届け！
Instagramで募集してみた
今回に限らず、主にインスタグラムを通じて全国の選手や保護者の皆様から「こっちの方にも来てレッスンしてー！」とのお声をたくさんいただいておりました。
とはいえ、遠方には行くだけでも費用がかかるし、京都やオンラインで普段レッスンを受けてくださっている方に、頻繁に予定の我慢を強いることもできないのでタイミングが合わず、中々実行できずにいました。
でも、この日は京都でも競泳の試合があって、生徒さんたちもそちらに出場されているということで、タイミングが良かったので出張レッスンを実施することに。
レッスンはすべて個別指導で、１ヶ月前くらいから14枠ほど募集を開始。ありがたいことに速攻で12枠も埋まり、みなさんやプールのご協力を得て無事に開催することができました。
静岡という絶妙な場所が良かったのか、静岡県の方だけでなく東京や愛知県からもご参加くださいました。今まで通りに活動していては絶対にお会いできなかったと思うと大変ありがたい。
餃子とプールの往復
意気込んでレッスンをしたものの、プールは残念ながら貸切利用の場合でも撮影不可、、、。
水泳のレッスンに行ったけど、水泳の写真や動画が１枚もないという快挙！！！笑
見返しても餃子と駅の写真しかないという、、、。
観光もちょっとくらいできたらとは思っていましたが、１泊２日で２人で12枠のレッスンをするというそこそこのタイトスケジュール。
本当に餃子食ってる暇しかなかった（ありがたい）。
帰りの電車乗る前なんてもう完全に疲れきってる（笑）
餃子→レッスンでカロリー消費を繰り返す最高の２日間。
「楽しく泳いでいるのを久しぶりに見た」
今回のレッスンでは基本的に競泳をしているお子様のみの募集となりました。
レッスンに来てくださった選手たちは、
・最近伸び悩んでいる
・伸び悩んでいるわけではないけど、しっかり泳ぎを習いたい
・もっと飛躍するための何かきっかけが欲しい
そんなみなさんでした。
２日間レッスンをしていてすごく印象的だったことは、保護者のみなさまが口を揃えて「こんなに楽しそうに泳いでいるのを久しぶりに見た」「帰り道に嬉しそうに話をしてくれた」という言葉。
普段の練習、、、
どんだけ神妙な顔でやってるの！？
もちろん水泳の練習はハードですし、ずーっと笑っているわけにもいきません。
でも、せっかく好きで始めた水泳、笑えなくなってきたらしんどいかな。
じゃあ僕たちのレッスンがギャグ連発で笑いをとることに命かけてるかって言われたらそういうわけではないんです（笑）
ただ自分たちが好きな水泳を、楽しみながら教えているだけです。
できないことがあっても怒るのではなく、「今のはミスったなー！！笑、鍛えよ！！！笑、はっはっはっはーー笑、はいもう一回行こう！」って感じなんです。
できないことや失敗することは悪いことでも弱さの証明でもなく、成功に近づくためのデータが取れただけ。
笑い飛ばして、振り返って、できるまでチャレンジするだけです！
あと、やっぱり水泳のことについてじっくり理解しながら泳ぐ。
すると今まで気づかなかったことに気がついたり、泳ぎの感覚が変わってきたり。
それも楽しくなる要因なんだと思います。
やっぱり、何か変化を体感するからこそ楽しいし、知らなかったことを知れるから次への希望が持てると思うんです。
笑あり涙あり、子どもに学んだメンタリティ
レッスンではこんなシーンも。
ご参加してくださった小学校低学年の選手。
とても負けん気が強く、自主練なんかもぶっ倒れるまでやるタイプ。
競泳はまだ始めたてということだったので、基本の姿勢、キック、スカーリングなどを徹底した後にタイムを測定。
練習でもなんとしてもベストを出したい彼。
「飛び込んでもいないし」「練習の終盤やし」と僕たち大人はついつい思いがちです。
でも彼はそうじゃなかった。
測るなら毎回ベストを狙う。
今回の練習では２〜３本タイムをとれたらいいなと思っていましたが、、、、
１本泳ぎ終わってベストに届かず、すっっごく悔しそうなご様子。
２本目、タイムも泳ぎも決して悪くないのですが
彼にとってはベストが出ないのなら不十分（鬼ストイック）。
「もう一回やる」とのこと。
そして３本目
タイムは少し上げてきたものの、ベストではない。
ゴーグルの内側に何故か水が溜まっている、、、、？！
そう、悔しくて悔しくて泣く。
「ベスト出ないなら意味ない！！」
「まだ時間あるよ。あと２本くらいならできるけどやる？」
「やる」
４本目、５本目ともにまたさらにタイムを上げるもベストは出ず。
プールから上がって仁王立ちで号泣！！！！
もうダウンなんてできる状態ではなく。
「また次の練習で頑張ったらいいよ」と言うと、
「次なんてない」
次があることはわかっているけど、そう言えるメンタリティ。
１回１回の練習を本番くらいの気持ちで捉えている証なんだと思います。
しばらくすると一周回って
「どうせできない、無理や」「もう無理だ」と拗ねてしまう。
「今日できなかったことは仕方ないけど、どうせできない、無理って言って諦めたら本当にできなくなるし、弱い人になっちゃうよ？明日からまた練習頑張る強い人とどっちでいたい？」
「強い人」
その後もプールから上がっても悔しそうにしていましたが、ちょうどお昼だったのでランチを一緒に食べて、帰る時には笑顔が戻っていました。
僕たち大人やその分野を長くやっている人は、おそらく１回１回の練習に対してここまでの強い想いで取り組めてないのかもしれません。
完璧主義は違うかもしれませんが、自分は目の前の１回１回を本番として取り組めているだろうかと。
すごく学ばせてもらいました。
日々の練習こそが本番。
試合はその発表会でしかない。
感謝
レッスンの実施に当たっては本当にたくさんの方のお世話になりました。
何度も電話で詳細を教えてくださったプール施設の電話口のお姉さん
レッスンにご参加いただいた皆さま
駅まで送迎してくださった保護者さま
日程を我慢してくださったいつもレッスンにきてくださるみなさま
本当にありがとうございました。
また今年は全国各地、少しでも行けたらと思っています。
現在も関東や東海地方からのリクエストもいただいております。
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