自分が意識したい場所を触り・感覚を得るということ

今回は水泳上達のためのちょっとしたテクニックについて書いておきます。テーマは意識したい体の部分、感覚が欲しい部分を泳ぐ前に触っておくということです。

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「もっと背中の○○を意識して!」

とか

「もっと○○を締めて」

「もっと手を外に向けて」

などなど、水泳だけでなくスポーツを習うと体の様々な部分について指導者から指示が出ます。

指導者からの指示だけでなく、自分自身で上手な人の動きをまねようとした時、

「お、あんなところがあんなにふうに動いているぞ」と気が付き、実践しようとします。

 

ですが、この時に問題が発生します。

それは

・意識しようと思ってもその部位に感覚が無い

・動いているのかどうかわからない

・どれくらい自分が動いているのか、感覚が明確でない

こういった経験ありませんか?

泳いでいる時に目で見える部分なら、まだ即時フィードバックを取りながら泳げるのですが、

そうじゃないところに関しては、泳ぎ終わった後にビデオや他者に確認してもらうか、泳いでいる時の自分の感覚に頼らざるを得ません。

それに、ビデオで確認しても、実際の動きと感覚がマッチしていないと動作の改善しようがありません。

 

というわけで、今回は意識しようにも感覚の無い体の部分をどう扱うかの簡単なテクニックを紹介します。

意識したい部位を触ろう!

まずは結論である具体的な方法から。

それは、意識したい部分を触る、たたく、こする、などしてから泳ぐ、動くということです。

体の同じ部位をずっと触ったりこすったりしていると、その部位にしばらくの間感触が残ると思います。

その状態で泳ぎます。

少なくとも感覚が残っている間は意識がしやすくなります。

なので、ある程度感触が残る時間と強さで触ってください。

そのうち、ちょっとタッチするくらいでも意識できるようになってきます。

 

触っても泳ぎ始めると全く分からないという場合は、まずその場で触りながら動かす練習からになります。

感覚が無いということ

なぜ触るかということについて説明します。

 

「感覚が無いという感覚」を大きく3種類に分けます。

①自分で意図的に動かせる感覚が無い

②意図的にしろ、そうでないにしろ、その部位が動いている感覚が無い

③その部位がどんな力加減ならどれくらい動くかわからない

 

いずれにせよ、3つとも俗にいう「神経がいっていない状況」です。

特別な疾患やハンデが無い限り、ある程度成熟した人間は指先であれば誰でも明確にコントロールができます。

これくらいで握れば落とさないとか、潰せるなどのイメージが持てて、それをコントロールできるはず。

これは手に神経が元々たくさんあるというのもですが、長いこと使ううちに感覚が鋭くなっているからです。

 

ところが、「感覚が無い」部分に関してはコントロールどころか、動かせない、動きを感じないのです。

これを「神経が行っていない」と言ったりします。

なので新しく道を作るみたいに、神経を開拓してあげなくてはいけません。

動かすという行為は、頭や心といった自分の内側から、体のパーツといった外側へ向かって道を歩いていることになります。

ですが、ゴール地点が分からないためどっちに向いて歩けば良いかわかりません。

そこで、意識したい体のパーツ、すなわちゴール地点を触ってあげることで外側からも信号を送ってあげます。

 

もっと生理学的に言うならば、触ることでその部位に感覚刺激を与え、求心性(末端から脳へ向かう)の神経を刺激します。

脳から動かせと言う指令(遠心性)を送る神経回路が曖昧なため、外部からも刺激して意識しやすくしてやろうという魂胆です。

 

しばらく同じ場所を触ったりこすったりしていると、その場所に感覚が残ると思います。

これが大切なんです。

そうすると意識しやすく、もしくは動きを感じやすくなります。

感覚がある人でも触ると良い場所

動かしている感覚がある人、意識できる人でも、触っておくと良い部位はあります。

それは自分が動きの起点としたい部位です。

よく、体を大きく使って泳ぎなさいと言われたりします。

それを言われているということは、体の中心部をつかえず、手先足先だけで泳いでいる、

つまりは手先足先が動きの起点になっているということです。

なので、もっと体の中心に近い場所、自分がここを動きの起点にしたいと思う場所を触ってみてください。

 

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以上です。

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