【水泳】「最後まで水を押す」を勘違いしないために

特にクロールやバタフライでは、「水を最後まで押す」「最後までしっかり水をかく」と言われますが、この時に気を付けなくてはいけないことがあります。それは、水を押す向きを考え、水を跳ね上げないようにすることです。

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今回は水を最後に押すシーンについて考えていきます。

特にクロールやバタフライを想定して読んでみてください。

 

*今回の内容が結果を保証するものではありません。

皆さんが試行錯誤される中で一つの参考にしていただければ幸いです。

進みたいのはどちら?押したいのはどちら?

泳いでいく中で、進みたいのはどちらでしょうか?

当然前ですよね。

そうなると、水はどの方向に押したいですか?

前の反対、後ろですね。

では、進みたくない方向はどちらでしょうか?

それは、体がが沈む方向であったり、後ろであったりします。

 

泳ぎを考える時はこのそもそも論は意外と役に立ちます。

水を最後まで押す時の注意点も、勘の良い方はもう気付いておられるかもしれません。

最後まで「後ろに」押し続ける

「水を最後まで押す」「最後までかく」という意識だけでは、ミスを犯しがちです。

それは、水を水面に跳ね上げてしまうということ。

全く水を跳ね上げないというのは無理に近いです。

水から手が出てくるので、少なからず水は動きますので。

 

しかし、最後まで押す意識が強すぎると、水を水上に跳ね上げてしまいます。

 

先にも述べましたが進みたいのは前、水を押したいのは後ろです。

水上に跳ね上げてしまう(上に押しているに等しい)のは、「前に進む」ということに貢献しませんので余計な動きとなります。

ではどうすれば良いか。

 

細かくて難しい技術かもしれませんが、ぜひ意識して頂きたい。

順を追って説明します。

中心から末端へ

泳ぐ動作は基本的に体の中心から末端へ向けて力が連鎖していきます。

連鎖は移っていくと言うよりも、使う部分がどんどん増えていき、メインが変わっていくという感じの方が良いかもしれません。

 

最初は背中や胸、肩といった部位から始まり、上腕の関与が活発になり、水を押すときには前腕と手のひら、ラストは手のひらへと伝わっていきます。

この一連の動きで動いています。

水を跳ね上げないようにするには、

 

①気を付けの位置までしか押さない

②手のひらのコントロール

体の後ろへかきすぎない【気を付けの位置までしか押さない】

体の後ろへかきすぎるというのは、腕が体の側面から離れすぎてしまう状態です。

写真のような状態です。

もしこれに水面のラインを加えて、横向きに倒してみると、、、、。

大体こんな感じでしょうか。

体側より後ろにかいた分は空を切っているだけではなく、水中の水を上に掻き出している、跳ね上げているようにも感じます。

 

こうならないために、心がけるべきポイントは、水を押す動作は体側で終わるということです。

まずはそれを意識してください。

 

水を押す動作は体側で終え、そのままリカバリー動作に移行していきます。

この移行をする時に動きを切ってしまってはいけません。

泳ぎは一連の動作ですから。

水を押すという動作は体側まで。

リカバリー動作も体側の幅で戻す。

オーバーしたところまで水をかいて、オーバーしたところからリカバリーをしないように。

気を付けの位置(体側)が腕の動きの曲がり角です。

脱線しないように。

クロールはそこにローリングの動きが入ることで水の上から腕がかえってきます。

最後は手のひらの向きをコントロールする

まずは体側までの意識をもってください。

次はもっと効果的に水を最後まで押し切り、なおかつ水を跳ね上げないために、手のひらをコントロールしていきます。

 

手のひらはギリギリまで後ろへ向けておきます。

ギリギリまで後ろへ向かって押すイメージで、もう押せない、体が前に行った、というところで手のひらを返します。

イメージはプールサイドに両手をついて、水から上がる時の感じです。

この時って最後の最後まで手のひらでプールサイドを押していますよね。

その感じで水を最後まで押してもらえると分かりやすいかなと思います。

水をかききる動きとリカバリーが重なって一連の動き

泳ぎというのはスタートしてからゴールタッチをするまでが一連の動きです。

なので、水をかききってからリカバリー動作をするのも繋がった一連の動きです。

先ほども書きましたが、この位置↓

ギリギリまで押した(でも上には押していない)後のこの位置から、リカバリー動作に切り替わります。

切り替わるけれども、動きは流れの中で行う。

水をかくという体の縦の面(矢状面)の動きから、腕を横から挙げる(リカバリー)という側面(前額面)の動きに切り替わります。

くどいですが、この位置、体側で切りかわるということを念頭に置いておけば、水を無駄に跳ね上げることが少なくなります。

水面から手が出てからリカバリーという意識では、水を跳ね上げてしまいます。

 

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以上です。何かしらヒントになれば幸いです!

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