水を捉える感覚を良くするには?パート3「ドリルと大事な考え方」

水泳における水の感覚を良くするためのアプローチ3回目の今回は、少し特殊なスカーリングのドリルの紹介と2つの考え方を紹介したいと思います。考え方は、「落ち着いて感覚に向き合う時間を作る」「たまにはひたすらやってみる」という内容です。

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スカーリングの変則的なドリル

まずはじめに紹介したいドリルが、スカーリングでいかにたくさんの水を掴み、推進力に変えることができているかを確認、向上させることのできるドリルです。

 

方法は簡単です。

 

①プルブイを太ももに挟んで通常通りのフロントスカーリングをする(キックは打たない)

②プルブイをぐっと挟み、骨盤を後傾(腰を丸める方向への動き)させて、脚を少し沈める

③その状態でスカーリングをする

④水の流れが太もも〜膝のあたりにぶつかる感覚があればOK

⑤ぶつかる感覚が大きくなればなるほどに、スカーリングで動かせている水が大きいということ

⑥そうなるように練習を重ねる

 

もう少し追加の説明をします。

なぜ、下半身を沈めるかというところです。

脚を沈めるとなると、当然水の抵抗が大きくなります。

水泳では不利に思われますが、これはあくまでもドリル練習。

水の抵抗を利用して、感覚に働きかけています。

なので、普段この姿勢では泳がないでくださいね。

 

脚を沈めることで、頭の方からの水の流れとぶつかります。

そして、スカーリング練習において水の流れ(推進力)を作るのはスカーリング動作しかありません。

すなわち、スカーリングで大きな推進力を生めていればいるほどに、抵抗感=太ももに当たる水の感覚は強くなります。

 

また、スカーリングをすることで前に進もうと思うと、水を後ろの方へ送れていなければなりません、

スカーリング上達の先にはスイムがあります。

バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、クロール。

スイムのシーンで活きるための練習をしているわけです。

スイムでは水を後ろへ送ります。

 

落ち着いて感覚に向き合う時間を取る

これはハードに泳ぎこむ機会が多い選手にありがちなことなのですが、ずっと頑張って泳いでいるが故に、落ち着いてフォームや感覚と向き合う時間が取れないというもの。

 

フォームや感覚を支配するのは神経系なのですが、神経系も疲労をしていきます。

ハードな練習が続いて体がだるくなっている時は、筋肉だけが疲れている訳ではありません。

その状態ではフォームや感覚といったものに向き合うことは難しいです。

 

さらに、ずっと泳ぐペースが速い中で、フォームや感覚の細部まで注意を払うのは非常に難しいです。

ハードに繰り返し泳ぎこんでいる、もしくは全力に近いスピードで泳いでいる時ってそこまで深く考えることができません。

むしろ考えすぎると力が出ません。

その中で修正をするのは難しいです。

 

なので、一度落ち着いて感覚に向き合えるのんびりとした練習を取り入れてみても良いのではないでしょうか。

スカーリングやフォームの練習、このシリーズの第1〜3回にかけて紹介してきた練習などを中心に。

 

チーム練習ではメニューが決まっていることが多いと思いますが、自主練の時などにぜひ。

たまにはひたすらやってみる

「今日の練習はスカーリングだけ」

そんな日があっても良いと思います。

スカーリングだけで2000mとか(笑)

 

腕はとってもだるくなりますが、それくらいやってみると嫌でも感覚に変化が出ます。

効率の良い練習というのは実際に存在していると思いますが、量を蔑ろにすることはできません。

 

「水の感覚が良くない」

という話において、そもそも論的なところになりますが、「その人にとってまだ量が足りていない」というのもあると思います。

天才はすぐに良い感覚を理解します。

個人差があると思います。

どれだけやれば感覚が良くなるかを、全員同じ距離や時間で表すことはできません。

「どれだけやれば良いですか?」

「できるようになるまでやってください」です。

それが三日の人もいれば、三ヶ月の人も、もっと長い人もいます。

良い悪いの話ではなく、できるまでやるかやらないかの話です。

 

水の感覚を良くするためのお話はここでおしまいです!

 

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以上です。

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