水泳の良い姿勢と普段の良い姿勢の乖離

この話はブログで何度かしたことがあると思いますが、大切なことなので何度でも書きます。

水泳で言われる良い姿勢と、普段の生活で言われる良い姿勢には多少の乖離があります。

もちろん普段から良い姿勢を意識して取れないと水泳でも良い姿勢を作ることはできません。

ただし、乖離があるということを念頭においておく必要があります。

 

普段の良い姿勢とは?

普段の生活で私たち人間が生きていくうえで良い姿勢ってどんな姿勢でしょうか。

基本的には立つ姿で決まります。

少し前にブログにも書いたのでそちらをご参考に。

前、横、後ろから見たチェック項目を掲載しているので、自分や身の回りの人の姿勢をチェックしてみてください。

 

チェック項目は多く、普段から全て意識することは正直不可能ですが、何か引っかかる項目があれば意識してみてください。

そしてできる範囲でOKなので、正しい姿勢を意識して立ってみてください。

 

ではその姿勢と

ストリームラインの良い姿勢と

交互に取ってみて比べてください。

もちろん腕は頭の上になるのですが、それ以外の部分は同じ状況ですか?

それとも違う状況ですか?

水泳での良い姿勢

水泳での良い姿勢(ストリームライン)と普段の良い立位姿勢で大きく異なるのは主に3か所ではないでしょうか。

 

1.骨盤のコントロール

2.胸椎のコントロール

3.アゴのコントロール

 

水泳では「フラットな姿勢」が大切です。

フラットな姿勢とは何がフラットなのでしょうか。

 

よくこのブログを読んでくださっている方、インスタから来てくださった方はお分かりだと思いますが、

 

背骨ですよね。

 

背骨がある程度フラットになれば姿勢もフラットになります。

ところが普段の立位姿勢で背骨がフラットになると「不良姿勢」になります。

平坦型と呼ばれる状態に近くなり、背骨の生理的湾曲(S字カーブ)が失われた状態です。

この状態だと重力から受ける衝撃を上手く吸収できません。

 

水泳の場合はこの平坦な背骨を目指します。

背骨をフラットにしようと思うと、背骨を意識してもフラットになりません。

 

まずは二重アゴを作る要領でアゴを引き、お尻の穴を締めます。

背骨を両端から安定させる効果があります。

そしてさらに、腰だけを丸める方向に力を加えて(お尻の穴で背骨を引いていく感じ)、骨盤を後傾させます。

丸める、後傾させると言っても完全に曲がった状態になるとそれはそれで問題なのであくまでも真っ直ぐなところまでです。

 

ここまでだとただの猫背なので、お腹をドローインさせて胸を沈めるイメージで胸椎を伸展(伸ばす、胸を開く)するイメージを持ちます。

これがうまくいくと平坦な背骨で姿勢が整います。

この状態をベースに泳いでいきます。

特にバタフライや平泳ぎでは背骨が動きますが、真っ直ぐになる瞬間はこの姿勢に帰結する。

動いていてもこれらの部位には意識がある状態をキープ。

 

二つは乖離しているけれど

普段の良い姿勢と水泳での良い姿勢は乖離していますが、普段から良い姿勢で生活できていないと、泳ぐときにも良い姿勢になれません。

何故なら、不良姿勢であるということは、

①その姿勢で体が固まっている可能性あり

②自分の姿勢を制御できていない

③思い通りに姿勢をコントロールできない

こういったことに繋がってきます。

泳ぐという行為は、地上で立つ、歩くといった人間の基本的な動作の応用編です。

 

残念ながら私たちは泳ぐために生まれてきたのではありません。

(精神論、運命論的なやつはここでは受け付けません 笑)

 

基本ができて初めてまともに泳げます。

普段の姿勢が悪いのに、プールに入ると突然泳ぐ姿勢だけ良くなる。

そんな都合の良いことは基本的にございません。

 

ぜひ皆さんも普段の姿勢を見直すことから初めてみてください。

姿勢が良くなると気分もスッキリしますよ!

ここだけの話…

スポーツって基本的に「お尻」なんですよね。

お尻が上手に使えるということは、骨盤(姿勢)を上手くコントロールできるということ。

お尻が上手に使えるということは、最もパワーを生む関節である股関節をちゃんと使いこなせるということ。

 

水泳って何故だかお尻についてあまり言及されないんですよね。

お腹がとか、腕の動きがとか、そんなことばっかり。

でも実際水泳でお尻を使いこなせないと姿勢は永久に整わない。

 

お尻の意識とかコントロールって地味ですからね…笑

気持ちはわかるんですけど、スポーツを教えるならお尻好きでないと(変な意味はありません)

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