競泳:小学生で伸び悩むはずがないし&「うちの子センス無い」って決めなくて良い

水泳個別指導をしていると、小学生の親御様から「うちの子はもう伸びないですかね?」「センスないですかね?」「最近伸び悩んでいます」などのご相談をよくいただきます。確かに、ベストタイムが出ていない現状や、周りのお子様とのタイム差が広がってくると、そんな言葉も出てくるかと思います。でも結論から言います。

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小学生で伸び悩むはずがないし、センスの良し悪しの判断は早すぎる。

 

水泳が伸び悩んでる思い込み:①年齢に応じてすべきこと

水泳に限らず、競技スポーツの結果を良くしていくには年齢に応じたすべきことがあります。

ここを多くの指導者、保護者に知られていないため、普段の取り組みと「必要な取り組み」との間にギャップが生じています。

 

水泳は特に、低年齢化が進んでおり、早い場合は幼稚園や小学生の低学年の頃からハードに泳ぎ込んでいる場合もあります。

もちろん、悪いことばかりではありません。

 

ですが、意外とこれって効率が悪いだけでなく、将来的に伸び悩んだり競技を続けなくなるリスクを大きく孕んでいます。

 

ブログで読むのは疲れるという方は、インスタで見てね(笑)

幼稚園〜小学校

そもそも、この時期に何が最も発達するかご存知でしょうか?

そして、ハードな泳ぎ込みは何を向上させるかご存知でしょうか?

 

この時期は、「神経系」の発達が最も顕著な時期です。

もう少し簡単な言葉にすると、「体の使い方」「体のコントロール力」が最も発達します。

 

では泳ぎ込みは何を向上させるでしょうか。

多くの指導現場では、年齢の割りに「よくそんなに泳ぐね」言いたくなるくらいに泳ぎ込んでいます。

もちろんダメではありません。

 

ただ、ハードな泳ぎ込みをしていると、どうしてもフォームを全く意識できず、ただがむしゃらに泳ぐだけの時間になってしまいます。

この時間が本当にもったいない。

 

というのも、泳ぎ込みでついていく持久力や筋力というのは、もっと中高生になってから顕著に伸びていくものだからです。

繰り返しになりますが、小学生の頃に最も伸びるのは神経系(体のコントロール)。

すなわち最も気にしたいのはフォームや体の使い方。

なのに泳ぎこむだけ。

疲れてくると、体の動きをコントロールできない。

崩れたフォームで泳ぐ時間が長ければ長いほど、そのフォームが身に付いてしまう。

(持久力の練習が不要というわけではありません。比率と量の問題です。)

それよりももっと、この時期にあった体の使い方、フォームと向き合う時間を作るべき。

 

小学生の頃の過剰な泳ぎ込み(1回の練習で5000以上のもの)は、練習量の前借り的なところがあるので、

ある程度は適当に泳いでいても速くなります。

でも、ある日ぱたっと伸び悩みます。

それはフォームと向き合ってこなかったから。

技術的なところ無しでは早い段階で限界が来る。

 

しかも前までは勝っていた選手に追いつかれ始めるというメンタル的なダメージも。

また、崩れたフォームで泳ぎこむと、体の負担も大きくて

小学生でも水泳肩、腰椎分離などの怪我を抱えるリスクも増します。

 

関節が柔らかくなるのも、この時期の影響はかなり大きいので、

この時期にちゃんといろんな運動、遊び、ストレッチなどをして関節可動域を大きくしておく方が良いです。

年齢をもっと重ねてからだと、なかなか可動域の改善は苦労します。

 

後述しますが、この時期にセンスの有無を決めてしまうのは本当に良くない。

まだまだこれからですし、単純に技術練習不足な子も多いです。

伸び悩むはずが無い。

 

中高生

この時期は心肺能力、筋力が小学生の時よりも向上しやすい時期です。

ただし、小学生の時にしっかりと体のコントロールと向き合っていないと、力任せな泳ぎに拍車がかかります。

さらに身長体重も急激に伸びるので、感覚の狂いが生じる子もいます。

ただでさえ、今まで体のコントロールに向き合ってこなかったのに、感覚が狂うとさらに大変です。

この時期も当然、フォームとしっかり向き合う練習が必要になります。

 

水泳が伸び悩んでる思い込み:②才能とセンスは別物

「センスないですかね?」

いえ、そんなことはありません。

確かに性格、体格、骨格、胃腸の強さや俗にいう運動神経といった才能はあります。

 

ですが、センスはどちらかというと後から磨いていくものです。

繰り返し練習をしていく中、しかもセンスが磨かれるような練習をしていく中で磨かれます。

それはやっぱり、体のコントロールであることが多いです。

 

センスがないのではなく、機会がなかっただけ。

本当に。

がむしゃらに練習に行かせるよりも、週一でもいいから休ませてゆっくりフォームに気をつけて自主練する時間をとってあげるのが良いのかも。

水泳が伸び悩んでいる思い込み:③単純に経験不足

①、②の両方で書かせていただいた通り、結局はどちらも経験不足なんですよね。

どうしてもチームで泳ぐと、その中で自分で体に向き合える子とそうじゃない子がいる。

これは良いとか悪いとかではなく、仕方のないこと。

 

練習も決して楽じゃないし、そんな余裕なんてない。

でも、なんだかんだしんどい練習も必要。

そのジレンマがあります。

でも向き合う時間がないと、本当にタイムは停滞する。

 

水泳が伸び悩んでいる思い込み:④そんなにベストは出続けない

「ベストタイム」を甘く見ないで欲しいです。

今までの自分の限界を突破するわけですから、いくら成長期の子どもといえ、

測定する度に更新できるだなんてことはありません。

 

まして、充実した環境と内容で練習をしていてもタイムが出たり出なかったりは当然です。

なおさら、このブログ記事で書いてきたように、経験不足であればタイムは出にくい。

 

しかも、50mを50秒→49秒に縮めた時の1秒と、30秒を29秒に縮めた時の1秒では、

大変さのレベルが天と地ほどに離れています。

「練習すれば毎回ベストが出る」という考えは本当に捨てた方が良いです。

タイムが速くなればなるほどに、伸び幅は小さくなり、伸びるまでの時間は長くなる。

 

私たち大人には根気が必要になってきますね。

 

つまりは

というわけで、小学生で「タイムが伸び悩む」なんてのは本当におかしい話。

すべきことを着実にこなしていれば伸びます。

 

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