「息継ぎがしんどいんです」そんなご質問をよくいただきます。レッスンでも、まだまだ息継ぎ練習中の生徒さんは「しんどー!!」って言われることがあります。水泳の息継ぎは少し特殊です。バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、クロール、どの泳ぎにも共通した呼吸のポイントをここではお伝えしています。初心者の方だけでなく、競泳をされている方も是非お読みください。思わぬヒントになるかもです!
水泳も日常生活も「吐く」がポイント
水泳の息継ぎだけでなく、日常生活でも呼吸は「吐く」ことから始まります。
え?
って思われた方もいらっしゃるかと思いますが、
「吐く」から始まります。
ええ。
これは断固として譲れませんね。
神経とか肺とか難しい理由を述べるとブログが終わってしまうので割愛しますが、
よくよく考えてみてください。
吐かないと、吸えません。
出さないと入ってきません。
まずは、自分の肺の中にある空気を出さないと、新しい空気は入ってきません。
ちょっとだけ細かくいくと、血液の中で全身に酸素を運ぶヘモグロビン。
酸素を手放さないと、新しい酸素を運べません。
そのためにも、「吐く」「出す」ことを意識しないといけません。
息継ぎが苦手な人の多くが正しく吐けていないか、吸いすぎています。
水泳の息継ぎと日常の呼吸の違うところ
「吐く」ことの大切さを理解した上で、
日常生活の呼吸と水泳の呼吸の異なるところは、どこでしょうか。
それがこちら。
鼻から吐いて、鼻から吸う。運動強度が上がると口呼吸も入る。
安静時は腹式呼吸。
鼻から吐いて、口から吸う。胸式呼吸。
大きな違いが、口の扱いですね。
日常生活では鼻だけで完結するのですが、、
水泳で鼻は吐く担当。
もし気になる方はお問い合わせください。
直します。
しかも胸式呼吸なんです。
なんなら、ほとんど胸郭を開いた状態を保って泳いでいく。
胸郭はこの肋骨、背骨、胸骨からなる檻のような構造で、中に肺が入っています。
おへそを引き込み上げて胸を開くことで胸郭が開いた状態になります。
この日常と違う呼吸法に不慣れな状態だとしんどい。
それもあって、水泳指導では最初、鼻からしっかり吐くことを徹底されます。
とにかく吐く。
吐け。
何回言うねん。
全てを吐かず、入るがままに吸う
では、そんな水泳の呼吸でのポイントは?
ここがまた難しい。
「吐く」と言うと、ついつい全て吐き切ってしまう方がいらっしゃるんですね。
でもこれをしちゃうとどうなるか。
吐ききる=肺を小さくする=肺を動かす胸郭を締める
泳いでいる最中に絞り切った胸郭は開きにくく、どんどん肺に空気が入りにくくなります。
だから吐き切らない。
これは個人の感覚にもよりますが、胸郭がグーっと絞られない程度。
感覚的には7割くらいを吐きます。
自然に入るがままに任せて吸う
自然に入るがままに任せて吸う
自然に入るがままに任せて吸う
自然に入るがままに任せて吸う
ここが結構できていない方が多い。
そもそも適度に吐けていないことも多いのですが、
それに加えて、吸いすぎる。
というか、吐けていれば自然に入ってくるけど、それができてないから
自発的に強く吸い込もうとしすぎる。
ニワトリが先か卵が先かの議論になるけど。
とにかく、ほどほど吐いて
口を開ければ(イメージ「ぱっ」って小さく口ずさむ)、自然に入ってきます。
息継ぎはその分で大丈夫なんです。
ここが硬いと呼吸がしにくい
では最後に、ここが硬いと呼吸がしにくいよ。
そんなお話をしておしまいにしておきますね!
勘の良い方はお気づきかと思いますが、胸郭です。
骨盤の硬さから胸郭が硬くなるとか、原因探しをしていくと大変ですが、
とりあえず、現状として胸郭が硬くなっていて、呼吸が入りにくいと息継ぎもしんどくなりやすいです。
もっと言うなら泳ぎのフォーム的にもデメリットが大きい。
肩甲骨も全然動かない。
どうすれば良いのでしょうか。
正直、自分でやるの大変です。
「胸郭ストレッチ」などでググってもらえたらいっぱいストレッチなどは出てきますが、
それ以前にリラックスしてもらうこと、繋がりを感じてもらうこと、硬いところはリリースすることなどなど、
どうしても難しい場合があります。
それもあって、僕みたいなパーソナルトレーナーがいるんですよね。
はい。
宣伝やんけ!って?笑
まあ、たまにはいいやん?
てか、本気で変えたいし。
想いは熱いよ。
変えるよ。
今日はこんな感じです。
少しでも参考になれば幸いです!
ここから!
ではでは!