ジュニアの時期にたくさん泳ぐべきか否かという論争

ふと、ネットサーフィンをしている時にタイトルのような議題について目にしたので、自分なりの意見を書きたい。

 

正直、「どちらが正しい」みたいな性質の結論を出そうと思うことに無理がある。

 

生物にはどうしても個体差がある。

遺伝的特性をほとんど同一にした実験用のマウスでも個体差が出ます。

クローンでも全く同じ動きをするわけではありません。

 

残酷ですが、生物である以上人間にも個体差というのがあります。

生物に対して同一の条件やアプローチで全ての個体に同じ成果を出せるという立場で議論するのは極めて難しい。

どんなに良い薬や治療法でも必ず副作用が確認されている。

それがすごく少ない例で、統計的な有意差がなかろうと、データとして出た人がいる。

 

努力に関して過大評価している人が多い。

成功している人はもちろんすごく努力をしている。

もちろん努力は必要。

けれども、努力だけが成果の100%を構成するものではない。

生まれた時から備わる個体差は必ずある。

知能から肉体的性質、精神的性質まで。

 

スポーツにおけるトレーニングや練習という刺激から得られる成果も、この個体差の影響を絶対に受けます。

まずはこれを念頭におく必要があると思う。

 

子どもの頃にたくさん泳いでおくことが大切だと言い張る人もいれば、

逆に、それは不要だと言い張る人もいます。

 

それぞれにメリットとデメリットがあることはもちろん、そこに個体差を加味する必要がある。

最も危険なのは、「自分と自分の周りの人間がこうだった。だからこうすべき。」という主張ではないかなと思います。

 

たくさん泳いでおくことのメリットとして、練習やトレーニングを許容できるキャパが増えること、低年齢の時から行うことで技術的な習得が早かったり熟達までが早いということが言われます。

それももちろんそうかもしれませんが、個体差を考慮した時、体の強さ、ケガのしやすさといった元々備わっているものがあります。

これを無視してはいけません。

確かに、耐えられる人にとってはメリットが大きいかもしれませんが、そうでない人もいるわけです。

「一部の耐え抜いた人の意見」だけが注目されてはいないでしょうか。

そのメソッドで何人が生き残り、何人が潰れたのでしょうか。

同じリズムで生活をして、同じ量のトレーニングをして、同じような実力でも、体を壊す人とそうでない人が出てきます。

これはなぜなのか。

発言している人が全て生き残った人である場合、この意見は正しいと言えるでしょうか、万人に適応しようとするのは無責任では?

 

これは、子どもの頃にたくさん泳ぐ必要はないという意見にも言えます。

たくさん泳ぐ場合よりは、全体的なリスクを下げることには貢献できると思いますが、得られるメリットが小さくなりやすい人が増えるかもしれない。

必ず、うまくいった例と残念な結果に終わった例があると思う。

 

二つとも言わば極端な立場だと思う。

世間には自分が思っていたよりも「白か黒か」「0か100か」みたいな主張をする人が多い。

これは明らかに柔軟性を欠いている。

そんな単純にできている物事はほぼ無いと思う。

この短絡的な思考回路に陥ると、もう議論にならない。

中庸が認識できないから。

 

「たくさん泳ぐべきだ」に反対=「たくさん泳がない方が良い」(逆も然り)というわけではない。

 

結局はその人の現状に合っているか否かが答えであるわけです。

日本は愛好者含めて約1200万人もの水泳人口です。

そうすれば、どの時期に程度泳ぐかの答えは1200万通りあるわけです。

 

でもここで、無視でき無い言葉があります。

「トップを目指すなら、こうしなければならない」「目指さないなら別にいい」と良く言われます。

「そこで潰れるようなら最初から無理だったんだ」

 

これもまた、極端な意見。

 

確かに、今のところそうした方が成功率が高いのかもしれない。

でも、この成功率の出し方は10人チャレンジして何人成功したかみたいな感じ。

ところが、個人で見たら成功するかしないかしかない。

チャレンジできる人生は1回(諦めないかぎり云々という話はいったん置いておく)であり、パーセンテージで表せるものではない。

 

方法というのも日に日に変わっていくし、新しいのも出る。

この人はこれで成功したという、特有の方法論も出る。

これも結局答えは個人に合っているかどうか。

 

探っていくことしかできない。

「こうだ」と白黒はっきりした結論を出そうとするのがそもそも無理な話じゃないのだろうか。

 

じゃあ、僕個人の意見は?

それも述べておく。

体が丈夫な子はたくさん泳げば良い。

でもそうでない子は調整していく必要がある。

丈夫な子でも進歩がないなら方法を調整する。

個人の状況や個体的な差を考えた上で取り組むのがベスト。

これに尽きる。

「こうだ」という言い切る意見は持ち合わせていない。

 

とは言え、推奨したい意見はある。

それが、早期に専門化せず、様々なスポーツに取り組むということ。

体の丈夫な子のキャパは、別に水泳でなくとも増える。

様々なスポーツを子どもの頃から経験しておくことで、俗に言う運動神経も磨かれやすくなる可能性が高くなる。

一つの競技に絞らないことで、体の局所への負担が減る。

生得的な体のキャパが低い子にもこの方法はすすめたい。

 

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