最近のトップ選手の背泳ぎは「直線的で浅い軌道のストローク」

今回は背泳ぎのストローク動作について紹介します。泳ぎは服のトレンドさながら毎年のように変化、進化していきます。

トップ選手を見ていると背泳ぎのストローク動作は明らかに変わってきています。

 

背泳ぎのプル動作は、昔は横から見てS字を描くような軌道で、「深い位置で水をつかんで、抑えて、上に持ってきて、また最後に下へ」というのが一般的でした。

でも、今は「つかんで、浅い位置で、真っ直ぐ押す」感じです。

特に50~100mの選手で顕著にその傾向が出ていると思います。

200mなどの選手でも、短距離ほどではありませんが、以前よりは浅く直線的なストロークに近くなってきています。

 

最近のトップ選手の背泳ぎストロークは「浅くて直線的」

以前はリカバリー→エントリー→キャッチ→プル→プッシュ→フィニッシュというのが背泳ぎのストロークで一般的でした。

エントリーで深く手を入れ、キャッチした水をやや上にプルして、また下へプッシュすることでS字のような軌道になっていました。

 

ところが最近は、ローリング動作が小さくなってきているのでエントリーの段階であまり手を深く入れすぎません。

もしくは体を浮かせる、抵抗を減らす、遠くでキャッチするためにローリングはしっかり入れるけれど、キャッチが深くなりすぎないようにしている印象です。

これは結構柔軟性が必要かと思います。

 

そして水をキャッチしてプル動作が始まるのですが、以前に比べて浅い位置で動作を行うので、プルとプッシュで生まれるS字軌道が極めて小さくなり、プルとプッシュがほとんど一体化したような直線的な軌道になりつつあります。

なので、キャッチした水を直線的な軌道で、浅い位置で押していくという感じです。

そして最後に太ももの横でフィニッシュ動作が入ります。

 

「水を抑えて下へ持っていって、上に戻して」というのがなくなり、つかまえた水を浅い位置でそのまま後ろへ押すようになってきました。

100mや50mの選手では、指が水面に出ちゃうんじゃないかと思うほど浅い位置をかいている選手もいます。

距離や個人の特性に応じて変わっているようですが、明らかに前よりは浅く直線的な選手が多いです。

 

浅く直線的な軌道になってどう変わるか

浅く直線的な軌道になることで、以前よりもストローク動作で近道をしているのでテンポが上がりやすくなっている印象です。

直線的な軌道になるのに伴ってフィニッシュ動作自体が、以前より前方で完結している印象があるので、そちらもテンポ良く泳げる要因かなと思います。

さらに、ストローク動作全体が前で完結することで、体も前に乗せやすくなっているように思えます。

 

他にもローリング動作やストローク軌道の上下が減っているので泳ぎ全体の上下動や左右のブレも軽減されている印象があります。

ローリングが減ると、キックの向きも常に後方へ向けておきやすいので、キックで得られる推進力を無駄なく使えるようになります。

 

大事なことを挙げるとすれば、最初のキャッチでいかにしっかり水をつかみ、それを逃がさず最後まで押し切れる技術が大事になってくるのではないでしょうか。

あえて言わなくてもそれは前から基本かもしれませんが、動作が簡略化された分、一瞬のうちに高い技術を発揮できるよう練習しないといけないってことになります。

やっぱ練習するしかない(笑)

 

 

 

 

 

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