そう言われても方法がわからない③”もっと速く手を回して”

「もっと速く手を回すと良いよ」というアドバイスをもらったり、自分でも「もっと速く手を回してピッチを上げたいな」と思うけれど、なぜ速く回せないのか、速く回すにはどうすれば良いかご存知ですか?今回は「手を速く回したい」というお悩みを今より少し具体的に解決していけるよう、一緒に考えていけたらと思います。見直すべきは、、フォームに無駄がないか(遠回りや動きにくいは無い?)、そして腕以外の姿勢などは整っているかです。

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*今回の内容が結果を保証するものではありません。皆さんが自分で試行錯誤される際の参考程度になれば幸いです。

ストロークの軌道に無駄は無いか

そもそも、腕を回すのが速ければ速いほど良いかと言われるとそうではないのですが、今はその議論を置いておきます。

速く回らない原因の一つはストロークの軌道に無駄があるのではないかということです。

手が水に入って、水をキャッチして、水を後ろへかいていく一連の動作の中で無駄な軌道がないか今一度確認してみてください。

 

例えば、

・無駄にキャッチ時のアウトスイープ、インスイープ動作が大きい→そこまでしなくても水をキャッチできるかも

・プル動作でのS字軌道が大きすぎる

・深いところをかきすぎている

 

などなど。

ただし、専門とする種目や泳ぎの特徴による個人差はあると思うので、必ずしも以上のことが悪いとは言えません。

例えばクロールでは、スプリントとロングではもはや別の泳法です。

200m以上の距離になると、「水に乗る」「しっかりスカーリングの要領で水を掴む」というのが強調されている傾向にあると思います。

ですが50mでは「水を乗り越える」「瞬時に水を掴んですぐにプル」といった感じが強いです。

 

ですから、先ほど述べたように手が速く回らないことも必ずしも悪いとは言い切れないのです。

体にとって無理な動きをしていないか

体にとって無理な動きがよく見られるシーンは下記の通り

・バタフライやクロールで最後に水を押し切ってリカバリー動作に移る時に腕を高く挙げようとしすぎて肩が詰まる

・バタフライ、平泳ぎのエントリー後、後頭部と腕に大きな空間があるような動き

・背泳ぎのキャッチで肩を捻りすぎ

 

ですが、水泳選手って大概体が柔らかくて「本当は無理な動きだけど無理な動きになっていない」という謎現象が起こっているように見えます。

特にジュニアスイマーは本当に体が柔らかい子が多いので、ありがちです。

普通の人の柔軟性であれば、肩をすぐに痛めてしまいそうなフォームです。

水泳で肩を痛める、「水泳肩」については以前ブログに書いたので良ければそちらもご覧ください。

https://yu3trn.com/swimmers-shoulder-prevention/

そのあとしっかり医療機関の記事もググって読んでください。

 

現在痛めていないから良いというわけではありません。

いつか痛めるかもしれないし、そもそも構造上非効率な動きをしているので速く動かせないという問題があります。

これも一概には言えません。

ですが、負担と動きやすさという観点から見れば、あまり体側から大きく腕の位置が逸脱しすぎない方が楽です。

例えばクロールやバタフライのリカバリー動作。

気を付け姿勢からそのまま横からバンザイする動き。

これで大丈夫です。

クロールであればそこにローリングが(人によって大きかったり小さかったり)入れば水上から手を戻せます。

バタフライもボディポジションを高くするための技術を磨けばちゃんと上から戻せます。

 

バタフライ、平泳ぎのエントリー後、後頭部と腕に大きな空間があるような動きに関しては「前面の幅」からの逸脱として捉えます。

泳ぎを正面から見た時に胴体から腕が離れた位置にありすぎると負担がかかることや、うねりが大きくなる傾向にあります。

バタフライであれば頭の上から返すというより、耳の辺りを挟むような感じ。

平泳ぎであれば頭を沈めすぎず、同じく頭を挟むような感じです。

 

背泳ぎのキャッチで肩を捻りすぎてしまうのは、手のひらを下に向け過ぎようとしたり、深い所でストロークしようとしすぎることから生まれたりします(他の要因も考えだすとキリがないけれど)。

背泳ぎでは深いところをかこうとしすぎるとローリングも大きくなるので余計と腕は速く回りません。

 

しかしこういったことも専門にしている距離や泳ぎの特徴によって自分で調整する必要があります。

ただし、腕が速く回らないということに悩みを抱えているのであれば、体の構造上楽な動きを試してみる価値ありです。

そもそも腕以外は大丈夫?

最後に「そもそも論」を持ってくるのも良くないかもしれませんが、手が速く回らないからといって手だけを見ていても改善しないことがあります。

 

例えば姿勢。

体が沈んでくると、腕も水をたくさん引きずるので回しにくくなります。

上下動が大きくてもそうです。

上下動に関しては必ずしも悪いものではないのですが、動きが多いわけですから速く回りにくくて当然かなと思います。

 

姿勢の練習をして、泳いでいる時のボディポジションが改善すれば腕もスムーズに速く回りやすくなることがあります。

なので、皆さんも腕だけにとらわれずに他の問題がないかも見直してみてください。

 

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そうは言っても難しいですよねぇ。泳ぐのって。

 

 

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