【矢状面】といきなり意味の分からない言葉が出てきましたね。今日はこの言葉の意味と、その最適化のために必要なことを覚えていってもらえれば嬉しいです。とにかくですよ。人間は前後の動きが多いわけです。その動きを見直していくことが泳ぎにつながります。
水泳に限らず、スポーツや日常生活での動作の多くが矢状面にそった動きになります。
矢状面の動きを最適にするには、まずは姿勢です。
姿勢が整ってから矢状面上での動きが最適になります。
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矢状面とは
とりあえず、小難しい説明を引用しておきます。
あとで簡単に説明します。
矢状面(しじょうめん)は、左右相称な動物の体の正中に対し平行に、体を左右に分ける面である。
正中に沿って体を左右に等分する面(正中矢状面)が最も有用だが、左か右にずれた平行な面もまた矢状面である。
wikipediaより引用
簡単に言えば
正面から人間を真っ二つに割ると仮定したときにできる面ですね。
腕を前にふる動作なんかは矢状面と並行に動きます。
足を前後に振るのも矢状面の動き。
体を前屈させる、反らせるのも、矢状面の動きです。
前後の動作ですね。
伸展、屈曲と呼ばれる動作は矢状面の動きです。
泳いでいるシーンを想像してみてください。
体の前で水をかく、バタ足やドルフィンキック打つ。
これも矢状面の動きがメインとなります。
じゃあ、平泳ぎのキックは?
平泳ぎのキックは横へ開く動きがあるので、矢状面は関係なさそうに見えますが、そうではありません。
足をお尻の方へ引きつける際に膝を曲げ、膝を伸ばして蹴り込みます。
この動きは矢状面です。
平泳ぎのキックでわかるように、矢状面の動きと他の面の動きは同時に発生することも多いです。
水泳でも、大事なところで矢状面上の動きが多い
先述の通り、矢状面での動きはほぼ必ず泳ぎの中で使っています。
前章はキックだったので、ストローク動作をもう少し分解しますね。
クロール、バタフライのストロークでは、
前で水をつかまえ、後方へ向かって水をかいていきます。
水をかく中で、肘が曲がったり、インスイープアウトスイープといったスカーリングの動きは入りますが、
動きをもう少しシンプルに考えると、腕を振り下ろす動きです。
「肩関節の伸展」と言われますが、最もメインとなる動きです。
↑肩関節伸展の動き。
平泳ぎのストロークでは、バタフライやクロールよりも早い段階で水を自分の胸の方へ集めてきますが、そこまでは肩関節の伸展を使います。
これも矢状面の動きです。
ちなみに水をかき集める動きは、体の横のラインに沿って動く、前額面の動きです。
背泳ぎは少し特殊です。
リカバリーで手を戻してくるところは矢状面の動きです。
一方、水をかく段階ではその多くが前額面と言って、体の横に沿った動きです。
背泳ぎでは、最後のフィニッシュで水を押し込むところが矢状面の動きです。
普段の姿勢は本当に大事
まあ、なんとなく矢状面について理解していただけたと思います。
とにかく泳ぎの中で大切な動きには矢状面の動きが伴うと。
つまりは、矢状面の動きを最適にしておかないと、良い泳ぎは難しい。
では、矢状面の動きをよくするには?
それは動きの土台である姿勢を整えること。
普段の姿勢が悪いのに、泳ぐときにだけ突然良くなることはありません。
前のめりの猫背姿勢でゲームやPC、勉強をしていませんか?
その積み重ねが泳ぎを崩していくと言っても過言ではありません。
猫背とか反り腰とか、これも矢状面での制御が上手くいっていない証です。
泳ぎの姿勢が良くなって他が改善することもある。
普段の姿勢がよくなれば、次は泳ぎの姿勢です。
方法は何であれ、姿勢の練習は必須です。
けのびで練習する人もいれば、ストリームラインを組んでキック練習をする人まで様々です。
実際、ストロークやキックに不調がある場合でも、手足を修正するのではなく姿勢を修正することで改善する場合があります。
自分の場合も、そうですし、レッスンで教えている時もそうです。
キックやストロークに課題を持っておられても、まずは姿勢からチェックしています。
それを修正することで、まだ本題のキックやプルに触れていないのに、改善されてくる時も、、、。
いやあ、本当に大事ね姿勢。
何事も姿勢があって言うだけある。
と言うわけで、姿勢に関してはこのブログでもインスタでもしつこく配信していますのでご参考に。
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