えーっとですね、少し前に坐骨神経痛になってしまいまして、、それはそれは大変でして。まあでも職業的には意外と良い経験でもあり(笑)
そんなこんなで、今回は坐骨神経痛になった経緯や状況などをトレーナーとして語り、
エンジョイ系マスターズスイマーとしての苦労についても語っていこうと思います。
坐骨神経痛でお悩みの方や、坐骨神経痛を持っているスイマーさん、特に何もないけれどいつも読んでくださっている皆さんに何か参考になったり暇つぶしになると幸いです。
坐骨神経痛について軽く説明
腰から足にかけて伸びている坐骨神経という神経があります。
結構長い神経で、枝分かれしながら足先まで届いています。
枝分かれした後は枝ごとに名前がついています。
何らかの原因で坐骨神経が圧迫・刺激されることで腰から足先にかけて痺れるような痛みが出ます。
この痛み全般を坐骨神経痛と呼びます。
一般的には梨状筋というお尻の筋肉に圧迫されてと言いますが、これは生まれつき梨状筋の中を貫通するようにして坐骨神経が通っている人に現れやいです。
全人口の10%程度だと言われており、痛みが出るのは女性に多いです。
他にもハムストリングスに問題があったり、腰に問題があったり、原因は様々です。
やあ、よく来たな坐骨神経痛よ。
本当に突然でした。
ある日の朝、お布団の中で脚の痺れを感じ、、、、。
〜坐骨神経痛のテストを自分で実施〜
それでも、気のせいと信じたい尾崎はプールへ。
そしてドルフィンキックを打ったその時であった。
腰から足先まで
「ここに坐骨神経おるで〜!(にぱあ)」
と言わんばかりの坐骨神経さんの主張っぷり(激痛)
もうね、神経の位置を把握できる体験ってなかなかないですからね。
いい解剖の勉強になりましたよ(顔面蒼白)。
パーソナルトレーナーとしてのクライアントさんにも坐骨神経痛の方はいらっしゃいまして、そこへのトレーニング的なアプローチをしているわけですが、ここまで痛いとは。
いや、痛いのは知ってましたが、痛みの質とか強さって内観なのでどう感じているかってのは自分にしかわからないから。
〜鍼灸院にて〜
何か特定の一撃があったのならいざ知らず、
特に大きな衝撃もなかったはず。
強いていうなら結構前にトレーニング中に一瞬腹圧が抜けかけたくらい?
先生にもいろいろ聞いてみましたが、状態として特定のどこかの部位に問題があるというわけではなさそうということ。
かなり仕事が大変だったこともあり、相当僕は疲れていました。
全体的な疲労の爆発が坐骨神経に来たのが大きいそうです。
腰はもともと強くなかったのと、どうしてもお仕事が忙しくなるとデスクワークの負担も増えてしまったので。
そして、ブスブスと全身に鍼を刺してもらいまして、突然体から余計なものが抜けて気絶したりして(笑)
痛い動きと痛くない動きの探究
まあ、一度の施術では少し楽になるだけですから、その後の過ごし方が大切です。
まずは何をしたら痛くて、何なら痛くないかを探究することになりました。
さっき激痛が走ったというドルフィンキック。
どのシーンが痛かったのか探っていくと、
ダウンキックの蹴り始め、骨盤が後傾しはじめる時が最も痛く、次に水をけり切った時に負荷がかかって痛い。
他にも、バサロキックの時に丹田の力が少しでも抜けると痛く、普段より強めに締めると痛くない。
あくまでも僕の例ですよ。
バタ足は痛くないけど、ブレのキックはちょっと痛い。
クイックターンは激痛とか。
他にも、どれくらいの強さで動かすと痛いかとか。
この探究は結構大切でした。
やっぱりできる範囲でトレーニングや練習をしたい。
今できることをする。
もう現役でもないし、競技に対して大きな目標はないのですが、それでもね。
神経を落ち着けるという作戦が効いた
神経に痛みがある時って、全体的もしくは局所的に神経が興奮しすぎているらしい。
そう言えば、忙しくて瞑想や腹式呼吸の時間が取れていなかった。
確かに、疲労が溜まっている日や1日の終わり、P Cでの作業が多かった日など神経が過敏になりがちなときは痛みも酷い。
逆に一日ゆっくりできた日なんかは痛みもまし。
できるだけ神経を落ち着けようということで、皮神経ストレッチ(詳しく書くと長いので割愛)や腹式呼吸、感覚調整を練習前に取り入れたり、
少し仕事の量をセーブしたり、お風呂にゆっくり浸かったり。
通常のストレッチも内ももや前もものストレッチが個人的にはよかったです。
とにかく神経を落ち着けることを意識的に増やしました。
ええ、当然ブログの更新頻度は落ちます。
パソコン画面は交感神経めちゃ刺激しますから。
ごめんなさい。
でも、そうこうしている内に少しずつ痛みはマシになってきました。
今でも完治はしておらず、忙しさにほぼ比例して痛くなります。
練習を追い込んでいても、忙しくなかったりデスクワークが少なければ特に痛みが強く出ることはありません。
完全に神経のすり減り具合によります。
心身の深いつながりを改めて実感します。
今ではドルフィンキックも本数を限定すれば思いっきり打てるようになりました。
順調に快方へ向かっております。
今回の経験で学んだことを、しっかりとセッションの役に立てたい尾崎でした。