京都市、昨日の最高気温37℃。
もう嫌です。
誰か助けてください。
ブログ名の手前、歩かないといけないって思うかもしれませんが、僕は断固秋まで歩かない。
熱中症なりたくないですから。
でも、涼しいところは歩きます。
特に鴨川の飛び石は大好きなので、出町柳の方へ行った時は必ず歩きます。
飛び石はこれです。
これ、渡れるんです。
昼間は観光客が多くて川の上まで大渋滞の京都ですが、朝は人も少なくて快適です。
川の上を渡るっていうのは気持ちいいものです。
ぼんやりと飛び石を渡りながら、たまに途中で座って休憩。
川が流れる音だけを聴いていると雑念が消えて落ち着きます。
暑いんで10分が限界ですけどね(笑)
鴨川で落ち着くあたり、自分は京都に生まれ育った人だなって思います。
この前はちょうちょがいました。
アオスジアゲハっていう割とどこにでもいるちょうちょですがパシャリ。
ちなみに、鴨川等間隔の法則でカップルが肩を寄せ合うのはもう少し下流の三条大橋あたりです。
飛び石とデルタ(写真の中央の部分)がある出町柳は下流よりもかなり水が綺麗な印象で、川遊びもできます。
デルタ部分から2つの川が合流していますが、右側が賀茂川、左側が高野川です。
出町柳の辺りで2本の川が合流すると鴨川になります。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず…..」で有名な方丈記を書いた鴨長明が幼いころに過ごした下賀茂神社や糺の森もすぐそこにあります。
鴨川の情景を浮かべながら方丈記が書かれたかもしれないと思うと、なんだかとても不思議な気分です。
方丈記は、ものごとは常に変わっていく、常に同じ状態であることはない、いつか壊れる、いつか無くなるという無常観を教えてくれます。
この感覚は個人的にとても重要と思っています。
常に変わる中で生きて死んでいく。
同じ状態を最後まで続けようというのがそもそも無理だということ。
明るくも暗くも捉えることができるこの感覚。
毎日の中で忘れそうになるけれど、こうやって鴨川に行くと思い出すことができます。
指導をする時にもこの感覚は活きています。
調子が良くても悪くても、ずっとそのままではない。
今日の体と明日の体はもう別物。
成長に合わせて体は変化していくから、取り組み方も変えていかないといけない。