【水泳】タッチターンを高速で回るため体の使い方・練習法①

今回は特に平泳ぎ、バタフライを専門とするスイマーに向けてタッチターンを高速で回るための体の使い方、練習の方法を書いていきたいと思います。まず1回目です。次週2回目を書きます。今回お伝えする内容は、①股関節の使い方②頭部の使い方③無呼吸ターンで練習の3つです。

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水泳では泳ぎのフォームに多くの時間を割くのは当然ですが、ターンやタッチ、浮き上がり、飛び込みも詰めなきゃ勿体ないです!

全然意識したことない人にとってはターンを磨くだけでも大幅なタイムアップが見込めます。

 

今回の内容が、なんだか速く回れない、スムーズに回れない、ターンでロスしている気がするという方に少しでもヒントになればなと思います。

*文章なのでレッスン程上手く伝えれません。気になったらレッスンを受けに来てね(笑)

*今回の内容が必ずしも結果・記録を保証するものではありません。ご参考までにどうぞ。

 

タッチターンを高速で回る体の使い方①:ひきつけの始動は股関節

股関節は様々なスポーツで重要視されています。

身体を畳む、伸ばす、跳ぶ、走る、そういった動きの始動は股関節になります。

股関節と言うと意識しづらいかもしれませんので、分かりにくい方は「脚の付け根」と思ってください。

タッチターンでは、壁にタッチしたらまず体を畳んで脚を引き付ける動作が入ります。

その動作を股関節から行います。

 

イメージは股関節を蝶番の支点として、上半身側(胸~腹)からも下半身側(膝)からも身体を畳みます。

股関節の屈曲(曲げる)という動作になります。

この動きを写真のように陸で練習する際、単なる「お辞儀」にならないよう注意です。

下半身側からも寄せていくこと、お尻を真っ直ぐ後方に引いていくこと(写真黄色の○)を意識してみて下さい。

もちろん体はできるだけ小さくたたみます。

 

この動作に膝を曲げる動き+上半身を小さく丸める動きをプラスする感じです。

結果的に、お尻がプールの高い位置に保たれます。

その後は高い位置を保ったまま骨盤全体(お尻全体)を壁にぶつけていくようにします。

 

股関節の蝶番意識ではなく、膝だけの意識だとお尻がプールの底の方へ下がってしまい、かつ上半身が壁と平行に立ってしまいます。

そうするとお尻が落ちて股関節が使いにくくなり、動きとしても遅くなりますし、強く壁を蹴ることもできません。

上半身が壁と平行に立ってしまうとターン動作中に水の抵抗を受けやすくなることにも繋がります。

 

上半身側からも折り畳む力を加える理由は、水面から高く頭が飛び出しすぎないようにするためです。

タッチターンを高速で回る体の使い方②:頭部の使い方

人間の頭の重量はボーリング玉くらいあります。

そしてそのボーリング玉くらい重たいものが背骨の上に乗っています。

頭部の動きによる反動で、良くも悪くも全身の動きに影響が出ます。

 

タッチターンでは「速く回らなきゃ!」と急ぐあまり、アゴが上がって頭部だけが先に進行方向(ターン後に泳ぐ方、壁の反対)へ行こうとする場合があります。

進行方向に行くだけなら全然OKですが、多くの場合が真上に頭部が移動してから進行方向へ行きます。

つまり、一旦上に伸びあがってから進行方向へ行くような感じ。

これでは余計な上下動を生みますし。

また、頭の重さを回転の力に使うためにも上に伸びあがっている場合ではありません。

頭を低く素早く進行方向(壁から逆)に倒すことで、頭の重みを回転の力に使えるので、対角にある下半身が壁に引き付けられやすくなります。

 

そのためにはどうすれば良いか、それはアゴをギリギリまで引いたまま回ることです。

アゴを引いていれば、体が無駄に伸びあがることもありませんし、頭部の重さを上手く回転の力に使えます。

③無呼吸ターンで練習する!回る位置と幅!

タッチターンをする位置と幅について書いておきます。

ここまでをまとめると

 

①股関節から畳み、お尻を高い位置に保つ

②アゴを引いて、上下動を減らし、頭の重みを回転に効率よく使う

 

この2つを踏まえながら、狭い幅でタッチターンを回るように心がけます。

 

狭い幅と言うのは、

①水面から上に大きく飛び出さない。

②水の浅い位置で回る。

ということです。

 

この感覚をつかむためにおすすめなのが、無呼吸でのターン練習です。

簡単です。

息継ぎしない(顔を水面から出さない)でタッチターンの練習をするのです。

壁から10~5mくらい手前からバタフライか平泳ぎを泳ぎ始めてターンするのを繰り返す、伝統的なターン練習のメニューで大丈夫です。違うのは息継ぎをしない=顔を水面から出さないことです。

 

タッチターンでは息継ぎを挟むので、その時にどうしてもアゴが上がって頭部が高く上がりやすくなります。

無呼吸でターンをすることでアゴを引いたまま回れるので、上に飛び出しすぎずにターンをする感覚をつかみやすくなります。

もちろん股関節のことも頭に入れながら練習します。

 

何度か無呼吸でタッチターン練習をした後、通常のタッチターン練習をします。

無呼吸で回る時の感じで、頭を低く、頭は最小限しか水面から出さない、息は「吸わない」くらいのつもりで回ります。

終わりに

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いかがだったでしょうか。みなさんのタッチターンが少しでも改善するヒントになりましたでしょうか?ブログでは文章だけなので実演することができず、歯がゆい思いをしておりますが、なんとなくでも伝われば幸いです!次回はタッチターンの2回目で①回る向き②手の使い方についてです!

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