競泳における定番メニューのメリットと落とし穴

チーム練習だろうと、自主練だろうと競泳の練習において「定番メニュー」ってあると思います。自分もあります。ただ、この定番メニューって使いよう、取り組みようによってはメリットにもデメリットにも、、いや底なしの落とし穴にハマる、、まではないかもしれないけど、なります!!笑

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そもそもの練習メニューへの自分のスタンス

おざきコーチ
おざきコーチ
まずは自分の練習メニューに対するスタンスというか考え方みたいなことを書いておきます!

実際にレッスン生の中には泳ぎを見るだけでなく追加で練習メニューを提供している子たちもいます。
また、しれっと水泳連盟にも登録チームとして出場しているので、その際も練習メニューを考えています。

 

自分の場合は、以下の理由からあまり練習メニューが固定化されないようにというか定番化しすぎないようにしています。

✔︎体に様々な刺激を入れることで上達を促したいから

✔︎メンタル的な飽きや無力感をなるべく防ぐため

✔︎対応力のない泳ぎにならないでほしいから

 

 

逆に、以下の理由からいくつか定番メニューを作っています!
そうなんです。定番メニューもやるんです(笑)

✔︎成長や調子がわかりやすいから

✔︎メニューのレベルを上げやすいから(制限タイムなど)

 

つまり、自分の場合は定番メニューにするところはとことんします。でも、メインメニューはなるべく定番化させたくない。

でもね、「なるべく」なんですよ(笑)

なるべくなだけで、一定期間開けた時に、、、、

 

きやがった!!!

 

ってなるようにしています(笑)

そうすることで、しばらく前にやったときからの変化を見れるんですよね。

 

自分がしている定番メニューをいくつか紹介

おざきコーチ
おざきコーチ
じゃあどんな定番メニューをしているか一部ご紹介。

持久力のための定番メニュー

◾︎100m×8〜X 1分30秒サークル(変動あり)
Fr(クロール)制限タイムあり(800mのベストタイム÷8を基準として、日によって±する)

これは定期的に800mを測定しないといけないんですが、それ以外は組みやすいメニュー。
定番とはいえ、日によって制限タイムを変えたりサークルを変えたりするので、定番のようで定番ではない?

でも基本系は同じなので調子の把握がしやすいですし、楽にクリアできるようになってきた時に泳ぎの技術or持久力が向上しているんだなと実感がしやすいです。

ミドル・ロングの子にはよく使いますね。

ペース配分とサークルの雰囲気は同じで200、400でやったり距離を組み合わせて本数も変えながらバリエーションを持たせることもあります。

 

ターン後の水中動作強化のための定番メニュー

◾︎50m×6〜8 1分30秒〜1分10秒サークル
Fr、Ba(背泳)、Fly(バタフライ)。前半25mは全力ハードで泳ぐ。ターン後は決まった距離を水中ドルフィンかバサロで呼吸をしないで全力。12.5mから初めて、実力に応じて15m、20mと伸ばしていく。

バサロやドルフィンが得意!とは言ってもターン後に潜り慣れていない子が多いこと多いこと。
というわけで、潜るのが当たり前になるように取り組んでもらうメニュー。

スプリンターの子によく使います。

 

競泳で定番メニューをするメリット

まずはメリットからお話しをしたい。だってなんでもかんでも逆張りみたいな考えは好きではないから。なんでも使い所、現象はグラデーションではなかろうか。

 

自分の成長がわかる

まず定番メニューの良いところは、これに尽きる。ずっとやってきているメニューだからこそタイムやストローク数、心拍数などをモニタリングしておけば成長がわかりやすく出てきます。逆を言えばこれが全く変化ぜずに長期間定番メニューをこなしていると後述するような「刺激になっていない」状態でもあるだろうと思う。

練習タイムの向上ってやっぱり自信になる。それを感じ取りやすいって面で定番メニューはあり。

 

自分の調子を把握しやすい

自分の成長がわかりやすいのと似た話ではありますが、調子もわかりやすいのが定番メニューの良さだと思います。
毎日とは言わないまでも同じメニューをしていることで異変を感じ取りやすいかと。ただ、やっぱりこれも使い所。メインメニューだったら刺激のバリエーションがあまりにも少なくなる。アップやダウンを定番にしてしまうのはありだと思う。

 

心の準備をしやすい

これも良い面、悪い面があるんですが、、、。定番メニューだと、頑張りどころやきつさなども分かっているので心の準備をしてメニューに挑みやすい。でも、わかっているからこそ力を温存した消極的なメニューのこなし方にも繋がる可能性がある。。。

 

競泳の定番メニューの落とし穴①:刺激の問題

結局はメリットとの裏表関係みたいな話ばかりになるんですが、デメリット。言い方を変えて競泳の定番メニューにおける落とし穴を考えていきたいと思います。

 

まずは、、、

刺激の観点から。

 

人間の体がトレーニングで強くなっていくのは、刺激への適応です。かかった負荷に対応できるように筋肉をはじめとした各機能が適応し、能力が向上していくイメージとざっくり理解してもらえたらいいかなと。

また、上達の観点からも様々な刺激をインプットすることで最終的に各人の中で自己組織化されて技能の向上がなされていきますし、対応力のある運動スキルに仕上がります。。AIに膨大に学習させて機能が向上していくのに似ていますね。シンプルに反復して何度もやることも重要ですが。

 

体への刺激のバリエーションが無くなる?!

その観点から行くと、定番メニューをしすぎるとどうなるか。まず、体は刺激に対して慣れてしまい、それ以上の適応をしにくくなる可能性があります。徐々に負荷を変えないと「これくらいの肉体でいいや」となるのが体です。たとえそこまでいかなくとも、同じ刺激にばかり適応することになり、偏ったステータスになることも?

運動学習の観点からだと刺激のバリエーションが少なく、それが逆に運動スキルの向上にはインプットの種類不足になることも。また、対応力の低いままになっていて「試合でなぜかできない」を多発する可能性も。

 

メンタル面での刺激が減っていくことも

これも前述の話と表裏一体ですね。定番メニューだと心の準備もしやすいかもしれませんが、内容に飽き始めてくると前向きな気持ちでの取り組みが難しくなってくることもあります。人間は機械ではないので揺らぎの中で生きています。ずーっと同じメニューをマシンのように繰り返せる人もいますが、少数派ですから、、。

 

競泳の定番メニューの落とし穴②:こなすようになってしまう

「先が見える」からこそ、その定番メニューの頑張りどころやきつさがわかるという話を先ほどはしました。それは間違いがないのですが、やはり選手のメンタル状態や性格、最近の状態などによっては「こなす」ような取り組み方になりやすいのも定番メニューだと思います。

 

これくらいやっておけばコーチは怒らない

これくらいのタイムなら自分でもなんだか安心する

5本目くらいできつくなるから1本目頑張って4本目までは少し手をぬいておくか(例)

 

みたいな感じで、分かっているからこその「こなす」になってしまう子もいるわけです。

 

「本人次第」といえば間違いないですし、自分も定番化しているメニューが多いチームで練習している子にはそう言います。言った上でその中でどう練習をするかは伝えますが、、。

本人次第とはいえ、全て自己責任ではなくてメニューを考えることは大人側としても大切ではなかろうかと。

 

自分が定番メニューを使うならこんな時

自分が定番メニューを使うのってどんな時?な話を最後にしようと思います。

忘れた頃にやってくる

最初の方に話していたことに戻りますが、忘れた頃に実施して「強くなっているのか?」を見るために。
そして、「強くなっているだろう!」とある程度の確信があるときに実施して、選手の自信に繋げる魂胆があります。

調子の把握のため

もう1つは調子の把握のためにアップやエアロビックなメニュー(さっき紹介した100mのメニューなど)を頻繁に実施していきます。トレーニングがオーバーになっていたりするとやはりキツく感じるし、泳ぎが乱れているのも気付きやすいかと。

 

競泳における定番メニューの良し悪しを知って取り組んでね

というわけで、競泳における定番メニューのメリット・デメリットを僕なりに考えて書いてみました!

でも、だいたいの失敗の大元は

✔︎失敗への怖さ

✔︎メニューに自分で条件を付与する工夫の少なさ

この2つと思います!

練習だから失敗を怖がらず、そして慣れがやってきたのなら自分なりの工夫を加えてみてほしいなと思います!

 

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