以前インスタにも投稿したのですが、水泳での基本姿勢の作り方を1枚の図でまとめてみましたので、今日はそれを使いながらブログを書いていこうと思います。画力については突っ込まないでください(笑)
姿勢については何度か書いている気がしますが、それだけ何度でも見直したり考えたりしても良いことだと思っています。
そしてここで書いているのは基本的な姿勢です。
当然泳ぎには動きがあるので、基本姿勢からは変化が付きます。
おお、、、、我ながらこの画力で世間様に発信しようだなんて良い度胸だな…。
こうやって見ると一度にいろんなことを心がけないといけませんね。
ですが、やるべきことを単純化してしまうと分かりやすくなります。
①背骨を平坦に近づけるイメージ
水泳の基本姿勢でまず言われるのが、体を一直線にまっすぐにしましょうということ。
ですが人間の体はもともとS字の曲線を描いています。
そして、そのS字を描く原因というかメインの役割をしているのが背骨です。
背骨がS字になることで、立位の時に重力を受けても崩れないようになっています。
それはそれで良いのですが、泳ぐときに体を真っ直ぐにしたいなら背骨を平坦に近づけるように使うことが必要になります。
ですが、背骨そのものを意識しても動かない&力むので、ポイントポイントの結合部にアプローチします。
そのために図のように骨盤・胸椎・首をコントロールしていきます。
②骨盤のコントロール
骨盤のコントロールが一番難しいかなと思います。
と言うのも、
・そもそもの傾きが人によってさまざま(調整は個人差がある)
・動かす感覚がない人がいる etc
ちょっと今回はそれらの解決方法を深く掘り下げませんので、骨盤を動かせるものとして話を進めます。
骨盤をコントロールすることで、元々前向きのカーブを描いている腰椎(腰の高さの背骨)を平坦に近づけやすくなります。
左側が前です。
そこで、水泳の基本姿勢では、骨盤の角度を真っ直ぐ~やや後傾気味に保ちます。
お尻を締めて下へ引っ張り、お腹を引き込む(ドローイン)と図の矢印のような方向に回転します。
この方向に常に引っ張って回転させる力を加えておく感覚があると骨盤が無駄に前傾したり、大きく腰が反ることがありません。
ただ、これをすると一緒に脚まで下がってしまうという方もいますが、
股関節は伸展です。
お尻を締めて、付け根から上に持ち上げます。
③胸椎と首のコントロール
胸椎(胸の高さ付近の背骨)は腰(腰椎)とは逆方向にカーブを描いています。
これも平坦に近づけたいので、丁度左右の肩甲骨の間をプールの底へ落としていく・引っ込めていきます。
そうすることでカーブが平坦に近づき、かつ胸郭が開きやすくなります。
肩甲骨を寄せるわけではありません。
この時も常にさっきの骨盤のコントロールを忘れないように。
頚椎(首)は胸椎とはまた逆、腰椎と同じ方向にカーブしています。
なので、プールの底方向ではなく、骨盤と同じでひきつけることでカーブを平坦にします。
方法は簡単で、頭の高さを変えないでアゴを引く=二重アゴを作る感じです。
ここまでOKでしょうか。
背骨を平坦にするために、3点からアプローチをかけています。
背骨には主に3つカーブがあるからです。
④肺を沈め・胸郭を動きやすくする
最後の難関、イメージが付きにくい&体が動かないのが肺を沈めることです。
なんで肺を沈めるかと言うと、肺には空気が入っており人間の浮心となるからです。
ざっくり言うと、肺付近が人間で一番浮くんです。
浮き袋みたいなもんなので、そこへ体重を預けてしまえば泳いでいる時に沈みにくくなって楽やんってことです。
方法です。
ここまでやってきた背骨を平坦に近づける動作をしたうえで、胸骨(胸の真ん中の骨)を沈めていくイメージを持ちます。
つられて他の部位が大きく動かないことが理想です。
みぞおちあたりから上~首の付け根までは沈んで、みぞおちから下(お腹)と頭・首は高いポジションのままキープする感じです。
これで肺が最も低い位置に来る&胸郭が開いて動きやすくなります。
ただしそもそも胸郭(肋骨・背骨・胸骨からなる部分)の柔軟性が低いと、やりにくいです。
ぜんぜん肺が沈まない。
よく壁に背中をつけたり、仰向けに寝転がってストリームライン(けのび姿勢)を取り、隙間ができないように練習をしますが今回の内容で体が動けば問題なくできます。
あまり考えすぎず壁や地面を基準にして練習した方が早いかもしれませんね。
胸郭の柔軟性改善やウォーミングアップに↓
最後に
やっぱりブログって良いですね。SNSは動画や画像で視覚的に分かりやすいですが、インスタントな感じがします。文章もたくさん書けないし、伝えきれない。文章でも伝えきれないのに(笑)