夏合宿2026を無事に終えました

今年も無事に夏合宿を終えることができました。昨年度から開催しているジュニア競泳選手対象のイベントになります。トレーニングで体を強くし、練習で技術を磨くだけではなく、日常生活を自立して苦労することで人としての成長もしてほしい。それが競技者としても土台になるとの想いで実施しています。今回はその取り組みについて紹介します。

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競泳夏合宿にこめた想い

インスタグラムにも投稿しているのですが、こちらでも改めて。

本当に便利な時代になったと思いますし、保護者のみなさんからのサポートや援助体制も自分たちが学生のころでは考えられない程に手厚いものになっています。そのおかげでジュニアの競技力全体が伸びていることは否定の余地がありません。ですが、だからこそそれは「当たり前ではない」ということに気がついてほしい次第です。

言わされて感謝を言葉にしろとは思いません。個人的な意見にはなりますが心から発されていない「ありがとう」の言葉はあまり好きではないですから。「めんどくさいことしてもらえているんだな」「当たり前ではないことをしてもらえているんだな」と心から気づきがあり、それが根底にあるからふとした時に人間はポロッとなのか込み上げてなのか「ありがとう」と口にするのだと思います。

それを理解するには、頭で考えるのではなく自分の身体性を伴う必要があります。

だから、自分で言うのもですが、、、、

 

日本一不親切なジュニア合宿

に仕上がっているのだと思います。

 

なぜか?

選手たちの1日を見てほしいです。

合宿中の選手たちの生活

 

朝ごはん、起きたらできている。なわけないんです。
朝練の日に一緒に起きてご飯の用意をしてくれて、送迎もしてくれる。当たり前ではないんです。

 

 

移動は熱中症に気を付けて、徒歩+交通機関。車で送迎?当たり前ではありません。
まだ運転免許のない君たちが本来取れる手段は、歩くか、自転車か、交通機関。それをただ座っているだけで目的地に着くというのは移動の手間を保護者が肩代わりしてくれているにすぎない。

送迎してもらって最後に「ありがとう」と言ったのはいつですか?

 

練習は言わずもがなきつい。トレーニングも。これは合宿だから当たりまえ。そしてここでしっかり頑張るからこそ、この後の生活面での「面倒臭さ」が倍増する。

 

いつもは練習が終わると車に乗って、ダウンしても家に着く。そうはさせまい。
自分の2本の脚でしっかり歩いて帰るのだ。

そりゃ送迎して、回復させた方が科学的には効率が良いでしょう。でも、、もう言いたいことはここまで読んでくださっている方にはご理解いただけますね。

 

帰ったらご飯!!
があるわけがないのがこの合宿。
自分で作ろう?

いや、食材すらない。あるのは空の冷蔵庫。

買い出しから自分たちでやってもらいます。

スーパーから運ぶ白米、重いよね。

協力してつくるにも、あれが足りないこれが足りない、思うように動いてくれない、疲れもMAX状態でイライラもしてくる。知ってる。

 

お布団?業者さんが来るので受け取ろう。

 

夕食の片付け、入浴、洗濯、やることはまだまだたくさん。
よく、大学になって一人暮らしをすると競技も学業も全てダメダメになる子がいますが、基本的にまず生活面がぐだぐだです。いかに普段「やってもらっていたのか」がわかる。

 

座学では優先順位の決め方、自分の取り組みの振り返りをしてもらいました。スマホいじってる場合じゃないね。
やれるだけのことをやってダメならいいやん!

 

ここは去年に睡眠時間を優先して甘やかしてしまいましたが、今年は厳しく。洗濯機は放り込めば勝手に服が綺麗になる魔法の箱ではありません。誰かが回して干してくれています。

 

 

睡眠時間に関して

いかがでしょうか?

さて、このような生活を2〜3日でもさせると「睡眠時間が短い」など言われそうです。確かにアスリートは寝た方がいい。でも2〜3日大丈夫ですし、数ヶ月、数年としっかり寝ているならそれで良い。

そんなことよりも味わってほしいことがあるから、遅寝早起きになります。

最近はなんでもかんでもつっこみを入れる風潮がありますが、心の底から、、、、、

 

いいえ、なんでもありません。

 

スマートフォンは使えません

合宿中はスマートフォンは金庫で封印。使えません。

年齢が高い子ほど「ないと死ぬ!!」とか言ってましたが、死にません。たかだか学生で一般人の君たちのスマホの中に核兵器発射のスイッチとか日本経済の行末を占う連絡とかないでしょ。

 

スマホとSNSの使用で10代の子達の脳が深刻に影響を受けているという科学的背景があります。認知機能はもちろん情動を司る部分や社会性の部分。さらには使用量が多い子ほどメンタルヘルスと脳の発育に重大な害があることがわかっています。

さらに、いつも画面に釘付けで「リアル」との向き合いが減っています。

 

スマホが使えなければ、自分なりにリアルの物事で時間を割く、周りの子達との関わりで時間を使う。

そのリアルの肌触りで生きる時間こそが本当に人を成長させます。

 

無ければ無いで、普通に過ごしてる子ばかり。

 

いらんのよ、スマホなんて。

あってもいいけど連絡機能だけのキッズスマホで十分。

与えるのは良いけど、どこまで脳科学的影響を考えましたか???

 

またやるんだろうな

またやるんだろうな、、、と思います。

正直、自立を促すためにあれこれさせる方が、全てこっちで手厚くやるよりも手間と準備が大変。

子供達が察しないように水面下で下準備、根回し。

 

料理も何もかもこちらでテキパキやった方が楽!!

 

でも、待つんです。

見てられないムズムズにも我慢するんです。

子供達から失敗する機会を取ってはいけませんから。

 

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