水を捉える感覚を良くするには?パート1「遊べ」

水泳で超重要になる、「手のひらで水を捉える感覚」を良くするための方法を数回に渡って紹介していきます。1回目の今日は「遊べ」ということ。実際に様々な姿勢で浮いたり、進んだりといった水の中での遊びもそうですが、「遊び心」もそうです。ちょっと肩の力を抜いて水と向き合う時間があっても良いのでは無いかと思います!

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水泳の練習にこだわらない

水泳といえば、バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、クロール。

水泳の中での水を捉える練習といえば「スカーリング」

いずれの種目にも共通しているのは、体を倒した状態で浮かび、頭の方向へ進んでいくこと。

ついついスカーリングの練習でも頭の方向へ進んでいくことばかりに取り組みがちです。

ですが、「遊び」はもっと自由で良い。

 

足側や左右に進もうとするスカーリング練習をしてみても良いし、横向きに浮かんでスカーリングでキープしても良い。

さらには、ビート板に座ってスカーリングだけでいろんな方向に進むのも良い。

ビート板に座ると怒られるのであれば、足をあげて空気イスの状態でキープする(シンクロ、アーティスティックスイミングみたいな)。

他にも挙げるとキリがなく、あえて足のつかない深さでスカーリングと立ち泳ぎだけで何秒耐えれるかやってみるとかも良いと思います。

 

こういうのって、遊びっぽくてなかなか練習に取り入れられないけれど、重要だったりする。

普段泳ぎこみが多い人ほど、落ち着いて遊ぶという経験をして欲しい。

ガンガン泳いでいるから自覚が持てないけど、こうして落ち着いて遊びをしてみると意外と難しいと感じることがあります。

それは悪いことではなく、伸び代でしかありません。

しかも、遊びだから楽しいです!

遊び心と練習

遊び心というのは、フォーム練習でも活きてきます。

よく、物に対しても「遊びがある」と日本人は言います。

これ、本当に日本人の感性はすごいなと思います。

ぴったりとハマってしまっていると、ガチッとハマって抜けないけれど、揺れや衝撃に弱いことがある。

遊びがあるから、そのおかげで助かることもある。

 

考え方も同じだと思います。

あまり気を張りすぎても上手くいくとは限らず、心に少し余裕があってもいいかなと。

フォームを考える時に、「こうでなきゃいけない!」と思ってしまうと、それに固執してしまいます。

もしそれが自分に合っているのなら良いですが、合っていなかった場合には永遠に抜け出せない迷宮入りです。

「こうかな」「こうやってみたらどうなるんだろう」と少しの遊び心を持って試行錯誤してみると、思わぬ発見が生まれることがあります。

 

遊びこそ根本にして頂点

スポーツの由来も遊びや余暇といったものから来ています。

始まりは身体活動を通じた遊びと聞いています。

どんなに成長しても、きっと誰もが最初に思った「楽しい」という遊び心を思い返してもらいたいです。

 

実際、「遊んでいる」「楽しい」といったモチベーションは上達を早めます。

脳科学的にもそれは明らかになっているそうです。

ポジティブな感情の時の方がやはり脳の活性化具合も良い。

 

まあ、難しい話で今更何を言われてもって感じですよね。

僕もそう思います。

昔から好きこそものの上手なれと言います。

 

水を捉える感覚、そして水泳の技術を磨くには、心身共に遊びを取り入れること。

 

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続きはまた次回です!

 

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