今回はクロールや背泳ぎで使うローリングについてのちょっと深い?話。ローリングを例にした、自分のつもりと動きの実際との違いについてです。上級者や競泳の人向けかな?とにかく、ローリングでは上半身がまわり、下半身は安定です。できているつもりでもできていないことがあります。泳ぎに行った時に誰かに見てもらって確認するのも良いかと思います。
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ローリングで動く場所
ブログでは何度も言っており、「もうしつこい」と言われる方もいらっしゃるかと思いますが、
それくらい何度も言うことが記憶には大切ですので、凝りもせず何度も言います。
ローリングをはじめとして、
しっかり動くのは胸椎
安定したいのは腰椎です。
背骨は見えないので、
腰と首の付け根は安定、その間の肋骨周辺はしっかり動く。
そんな認識を持ってもらいます。
「安定」と書いているのは、微動だにしないという意味ではないからです。
自然と多少は動きますので。
ローリングでは上のイラストで水色の部分がしっかり動くことが大切。
加えて、「胸椎から動かしている」という明確な意識が必要です。
これが無いと一見胸椎が動いているように見えて、腰椎がグラグラと動いている。
もしくは、「腰椎が安定して胸椎が動いている」であって欲しいはずが、
「胸椎があまり動かず、胸椎と腰椎の境目でクルクル動いている」という感じになります。
前者は腰を安定させて上を動かす。
後者は上を止めて腰を回す。
関節の動きとしては似ていますが、ローリングでして欲しいことは前者です。
明確に動きの意識を持てるか
本人はローリングをしているつもりになっていて、周りからも一見ローリングしているように見えても、実はできていないことがあります。
一応、自分は指導者ですから、見ていれば「あ、できてない」ってわかるのですが、一般の方だとなかなか気がつけないか、気がついても何がどうなっているのかよくわからいと思います。
クロールでは基本的に右手が前に入った時に、左足のキックが入ります。
この時に体がツイストされてローリングが起こるのですが、
上手く動けていなくても、とりあえず体はクロスするのでタイミングが合えばローリングっぽくなります。
でも、この時に先ほど紹介した意識があるか無いかで変わってきます。
腰を安定させる意識があり、その上に乗った胸椎を動かしていれば過度にクロスすることもありませんし、
お尻がフラフラしたような下半身の安定しないキックになることもありません。
見分けと意識づけ
もしかしたらできていないかも。
そんな方もいるかと思うので、解決策や見分け方を簡単にご紹介。
陸でチェックします。
足を軽く開いて立ち、手は胸の前で組みます。
顔と骨盤を前に向けたまま、胸椎の部分(胸)を回旋させて左右に向けていきます。
真横まで向く必要はありませんが、斜め45度くらいいって欲しい。
この時に下半身も一緒に動いてしまったり、顔も一緒に左右に動いてしまうようであれば少し怪しいかも。
しっかりお尻の穴を締めて骨盤を安定させ、おへそを軽く引き込んでもう一度チャレンジです。
それで全く動けなくなるようならもっと怪しいか、可動域が損なわれている可能性もあり。
上手く動くためには胸椎を使える必要があります。
この動き自体もその練習になりますので、繰り返しチャレンジしてみてね。
というわけで今回はここまで。
一応胸椎の動きはインスタに上げているけど、最近インスタは社会毒や体の本質的なところにばかり言及しているので、クセが強めです(笑)
でもいいんです。
不健康体で水泳してもタイムは出ないですから。
気になるかたはご覧ください。
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以上です。