みなさん、股関節は上手に使えていますか?股関節は体のパワーを生み出す原動力で、適切に使うことができれば水泳でもキックやスタート、ターンなどで力強い動作ができるようになっていきます。スクワット動作、ヒンジ動作などの基本を今一度見直してみましょう。
というわけで、今回は股関節の基本的なところ。
「ヒップヒンジ」「スクワット」という動作の基本についてお伝えします。
はっきり言って、地味な動作ですけどとても大切ですのでぜひご一読を。
股関節の動きとキック
股関節の動きには6種類あります。
・脚を前に挙げる動き:屈曲
・脚を後ろに引く動き:伸展
・脚を横に挙げる動き:外転
・太ももを内側に締めるような動き:内転
・膝を外に開くような動き:外旋
・膝を内に回すような動き:内旋
これらの動きが単独で起こったり、同時に組み合わさって起こったり、連続して切り替わることで一連の運動が成立して行きます。
バタ足、ドルフィンキック、平泳ぎのキックも例外ではありません。
バタ足であれば、軽く内旋した状態を維持しながら屈曲と伸展を繰り返しています。
平泳ぎのキックでは、フォームによりけりですが、内旋or外旋、外転しながら屈曲して足を引き付けて、伸展と内転をして後ろに蹴っていきます。
股関節の動きとスタート、ターンの動作
スタート動作はまず構えのポーズを実際に取っていただくとわかりやすいです。
スタート台を掴むために、前屈みになりますよね。
この時に上手に体を使えているか否かは一旦置いておきますが、
少なからず股関節は屈曲しています。
屈曲した状態から、スタート台を蹴る=伸展の動き。
まあ、ジャンプですね。
ターンも向きこそ横ですが、クルッと反転させてみると力強く壁を蹴ってジャンプしているような感じです。
これなんて、もろに今日紹介したいヒップヒンジとスクワットの動作があってのもの。
キックに関しては、スクワットと動作が似てないと思われがちです。
実際に動きとしては似ていないのですが、スクワットとヒンジは本当に人の動きとして基本ですから、
できるかできないかでその他の股関節の様々な動きの質は大きく変わってきます。
股関節をしっかりと球関節として捉えるためにもこの2つが重要。
球関節ってのはこんな感じで、球がお皿にハマっているような構造。
だから動きの自由度が高い。
でも上手に使うには、この球体がお皿の上で動いているという感覚が欲しい。
肩の関節も同じような構造です。
でも、肩の関節の方が球がお皿に対して大きいので、股関節より自由度が高いです。
股関節は体重も支えないといけない構造上、肩ほどの自由はありません。
それでも人体の中ではめっちゃ動く方です。
股関節の動きの基本になるヒップヒンジとスクワット
ではでは、解説はこの変にして。
実際に動いてみましょうか!
と、その前に準備物が欲しいです。
用意するのはある程度長い棒。
僕は100円ショップの突っ張り棒を使っています。
トレーニング用のポールでもほうきでも杖でもなんでもOKです。
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後頭部・仙骨・そして腰に棒を当てて、棒が離れないという絶対基準のもと行います。
慣れてきたら棒を取って行います。
これが上手にできていない場合、どうしても太腿の前側ばかりを使いがちです。
前側の筋肉は基本的に屈曲の働きを持つものが多いです。
伸展をはじめとした股関節の他の動作を使いこなし、使い切るには姿勢を正した上で脚の背面にも動きの感覚をしっかりと持って、コントロールする必要があります。
股関節については、またLINE動画の方で詳しく語れる日がくると思います。
予定では夏か秋には語りたい。
その前に今は質問回答動画。
その後に背骨や骨盤があって、質問回答挟むかもしれなくて、
それから股関節かな?笑
何ヶ月後だと言われそうですが、許してちょ。
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まあ、気が向いたらで良いですよ(笑)