レッスンでも使っているお子様を褒める時のポイント

今回は、スイムレッスンやその他子どもたちと関わってきた中で、自称褒め職人の僕なりに「使えるな!」と思った褒め方のポイントをご紹介していきたいと思います。

是非日常生活や指導現場等でご活用ください。

子どもだけでなく大人相手にも使えるテクニックですので、子どもと接する機会が無い方も参考にしてみてください。

 

「使えるな!」と判断した基準は、褒めた時の子どもの表情、その後の行動(自発的な取り組みや技術の定着度合)です。

 

①なんでもかんでも褒めない「子どもは結構分かってる」

褒めて育てる昨今の教育トレンドの良し悪しについて、自分は特に賛成でも反対でもありません。

万人にそれが当てはまると思っている人や、「褒める方が良い」と言って答えのないことを白黒はっきりさせようと思う人を見ると、思考が浅いなと思うだけです。

大切なのは白黒はっきりさせるのではなく、その子の性格や生い立ち、場面、環境、その他様々な条件を考えた上で使い分けることだと思います。

 

それはさておき、

まず初めに紹介するのは、何でもかんでも褒めないということです。

それは、子どもたちは本気で褒めてない大人の心の内を察しているからです。

 

何か今までできなかった事、苦労してできるようになったことを褒められるからこそ心底嬉しいのであって、既にできることを逐一褒められてもさほど嬉しくないと思います。

*最初の数回は嬉しいと思いますので、引き際が大切です。繰り返すことで行動が強化されることもありますので。

 

逐一褒める時の大人の感情は、初めて褒めた時ほどに高まったものではないはずです。

いくら笑顔で褒めていようと、心の中では「褒めなくちゃいけないから褒めている」という状態だと思います。

そんな感情で褒めても仕方ないと思います。

(毎回心から褒めることができる方は何度も褒めてくださって結構です!)

褒める時は心から褒めましょう。

 

そんなこと子どもは分からないだろうし、褒めた方が喜ぶんじゃないのと思われるかもしれませんが、考えが甘いと思います。

子どもは察します。

何事においても「子どもは分からないだろう」という姿勢は子どもへの尊敬を欠いた行為だと思っています。

大人が思っている何倍もいろいろなことを考え、洞察し、感じ取りながら生きています。

 

ここまでのポイント

・白黒はっきりさせ過ぎない(使い分けが大切)

・心から褒める

具体的な褒め方をする効果

例として、子どもが上手に泳げた時にどうやって褒めるかを考えます。

「上手に泳げたね!!」

「すごいね!!」

という褒め方。

確かにこういった褒められ方も嬉しいですし、「すごいね!!」は短いフレーズで勢いもあるので使いやすいです。

ですが、こういった褒め方には1つ弱点があります。

それは具体性に欠けるということ。

以前5歳くらいの子と遊んでいる時にこんなことがありました。

たたかいごっこをしていたのですが、遊び終わった時に僕が「いや~、○○君かっこよかったわ~」と言って褒めると、その子は「何がかっこよかった?!」と聞き返してきたのです。

「かっこよかった」「綺麗だった」「かわいい」と言ったフレーズも、やや具体性に欠ける表現で、子どもとしてはもっと具体的に見ていて欲しい時があるということです。

 

では上手に泳げた時の例に戻って、具体的な褒め方を考えていきます。

具体的に褒めるには、まず子どもの動きをよく観察し、今までできなかったこととしっかり比較することです。

そうしなければ「どこが」上手にできていたのか言えません。

それをしっかり観察した上で、褒めます。

 

例えば

「今の泳ぎ、キックがすごく上手で良い泳ぎだった!」

 

さらにもっと具体的な部分まで褒めることができます。

 

「今のキック、しっかり後ろに蹴れてたね!さっき言ってたことできてた!」

 

特に競泳をしている子など、技術レベルが高くなってくるにつれ具体的に詳細に褒めます。

特定の技術(手脚の動きなど)を意識して泳いでもらう時は特に具体的に褒めます!

あまり長すぎるフレーズになっても、頭に残らないので一言二言で終わります。

 

具体的に褒めることで、褒められた側は「自分が何ができるようになったか」を具体的に認識することができます。

チャレンジを褒める

物事を練習するなかで、なんでもかんでもすぐにできるわけではありません。

難しい技術になればなるほど、失敗の回数が増え、できるようになるまで時間がかかります。

何度も失敗していると、つい心が折れそうになります。

モチベーションを維持するテクニックの1つが褒めることです。

 

ですが、失敗しているのに褒めることはしません。

それこそ何でもかんでも褒めるということになってしまいます。

この時に必要となるテクニックがチャレンジを褒めるということです。

 

例えば「手をもう少し伸ばして泳いでね」と子どもに言うとします。

子どもは「手をもう少し伸ばして泳ぐ」ということに気を付けて泳ぎます。

そして上手くいかなかった=失敗したとします。

失敗しているので、できるようになった技術を褒めることはできません。

ですが、失敗していても「手をもう少し伸ばして泳ぐ」ということを全く意識せずに泳いでいるわけではありません。

(やる気がない場合との見極めは大切ですが…笑)

「やろうとしているのになかなかうまくできない、でもやるんだ」という気持ちを汲み取り、チャレンジを褒めます。

 

「うん、うん!手伸ばすことちゃんと気を付けれてる!もう一回やってみよう!」

 

といったふうに褒めます。

 

このテクニックの注意点は2つ。

・全く気を付けずに泳いでいるのか、気を付けて泳いでいるけどできないのかを見極めること

・毎度毎度使わない

特に見極めは大切です。

本当にじっくり、しっかり見ないといけません。

体の動きのわずかな変化や泳ぎ終わった後の表情などから読み取ります。

これは時間がかかることなので、普段からよく観察することが大切です。

褒めミスをしてもかまいませんので、果敢に挑戦しましょう。

気持ちを共有する

できた時、嬉しい気持ちを口にして共有します!

「やったな!」

「よっしゃー!」

「よかったな~!」など。

これに具体的に付け加えても良い感じになります。

注意点としては、一人一人の正確に合わせたトーン、表情にすることです。

喜びを爆発させたいタイプの子であれば、「よっしゃー!わー!」と爆発すれば良いです。

喜びを噛みしめて浸りたいタイプであれば静かなトーンで「よかったなぁ~」としみじみ伝えます。

単純に褒める(特にタイムが出た時など)

最後はなんと言っても単純に、心から「すごいな!」「上手やな!」「速いな!」「タイム出たな!」単純に褒めることです。

特にベストタイムが出たときや、大きな目標を達成した時にシンプルなフレーズで褒めます。

言葉に思いっきり気持ちを乗せて言います。

気持ちを乗せる、というのは何も大きな声や大げさな表情をするわけではないです。

自分なりの伝え方でよいので、何度も言いますが「心から」褒めます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回紹介した褒め方がすこしでも参考になれば幸いです。

紹介したものは数多ある褒め方の一部にすぎません。

僕は他にも、笑いを交えた、笑かせにかかった褒め方をしたりします。

いろいろとやっていく中で生徒さんたちの反応をみて使い分けています。

 

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