先日ご縁あって北海道に出張に行ってきました。今回はそこで得た指導者としての気づきや、感想を書き殴りたいと思います。
By尾崎
会って答え合わせができた
以前からチーム丸ごとオンラインでサポートをさせていただいており、実際にコーチや選手たちに会いたい!と思い始めたのがきっかけです。
zoomミーティングの際にコーチと相談し、実際に北海道に行って指導することに。
現地では個別指導レッスンの呼びかけもしていただき、また新たなご縁をいただきました。
普段はコーチとzoomでミーティングをして、選手1人1人の泳ぎのアドバイスや改善方法であったり、夏の試合を見越した練習メニュー作り、進捗の確認などをしていました。
もちろん、普段は泳ぎを動画で見ているのですが、なかなか水中での動きは見れなかったり、選手1人1人としっかり面識が無いという歯痒さもありました。
やっぱり直接会うって良い(もちろん)。
選手1人1人の雰囲気、性格も理解できますし、実際に自分がグループレッスンをしたことでチーム全体の課題なんかもより肌で感じることができました。
オンラインでアドバイスしていたことの自分なりの答え合わせにもなりましたし、
さらなる課題の発見にも繋がり、今後にもつながる良い時間になりました。
便利な時代だからこそ、全員に会いたい
本当に便利な時代になったなと思うんです。
サービスを提供するこちらとしては、こうしてオンラインで自分たちが遠く離れた誰かのお役に立てる。
サービスを受けてくださる側の視点に立つと、ひと昔前には考えられなかった場所にいる提供者のサービスも受けることができる。
テクノロジーのおかげで、良い悪いは別として「空間」「場所」そういったものの制約から少し解放された時代。
ブログやSNSの投稿には、「予約投稿」なんてものがあるし、これは「時間」の制約も一部とっぱらった仕組み。
自分のことを知ってくれる人、自分が関われる人の数やカテゴリーが大きく増えた。
本当に良い時代だと思います。
ただ、やっぱり人対人のお仕事。
人は同じ空間を共にするからこそわかることがありますし、お互い影響を与え合うことができると思います。
もちろん便利な時代の便利なテクノロジーを駆使していきたい。
そうすれば、今までなら関わることすらできなかった人の困りごとを解決できる。
でも、そのテクノロジーに甘んじて、画面に映るその姿だけで満足はしたくない。
あくまでもテクノロジーを介してきっかけをいただいているだけ。
人×人。
今、オンラインでトレーニング指導をしている子たちはたくさんいます。
必ず、全員といつか会いたいと強く思っています。
前回の静岡出張に続き、今回でそれを改めて感じました。
テクノロジーだけでは補いきれない、人としての大切なところ。
それを再度問われる時代だと思います。
この数年、数十年のテクノロジーの発展は人類史上で最も速いと思います。
速すぎる発展は、何か大切なものを置き去りにしてはしまわないだろうか。
この働き方を選んで本当に良かったと思う
とは言え、この働き方を選んで本当に良かったと思うんです。
FORMSとして立ち上げる以前は、1人で水泳の個別指導をしていました。
それこそもう5年以上前とかそんなんだと思います。
当時は水泳を教えたい=スイミングの先生って認識が普通でしたし、
就職せず起業するなんて言うと、それはそれは若者の夢を壊す哀れな諸先輩方に散々言われました。。。
いや、結構な言われようでしたよ(笑)
でもあの時に言われたみなさんのお言葉が、、、、、
今になって本当に身に沁み、、、、
ません。
学びに、、、、
もなりませんでした(笑)
綺麗事は言わないので、正直に言いました。
ドリームキラーにはならないでほしいですし、ドリームキラーが現れても強い気持ちでいてほしいというのは子供達にも伝えたい。
ドリームキラーたちは口を揃えてこう言います。
「君のためを思って」
いいえ、本当に思ってくれている人たちは応援してくれます。
もしくは、その道を切り開くアイデアを一緒に考えてくれます。
(*ドリームキラー:否定的な言葉によって、相手の夢や目標を壊そうとする人たち)
スタート時なんて、応援してくれた本当ごく僅かなみなさんのおかげなんです。
そしてブログやSNS、レッスンを通じて応援してくださるみなさんのおかげなんです。
反面教師とかそんなのに感謝するくらいなら、そのエネルギーを味方でいてくれる人に向けたら良くない?
そして、選択を曲げなかった過去の自分に感謝したい。
だからこそ今こうして、この働き方だからこそのご縁に恵まれて全国各地のコーチやお子様、保護者の皆様とのご縁に恵まれていると思います。
ってのを飛行機に乗りながら感じました。
タイム・オフを取る重要さを実感
そしてもう1つ、大変重要な気づきがありました。
水泳のコーチだけど、水泳の具体的な話少なくてすいませんね(笑)
でもね、選手も指導者も最後は人間力だと思うので、どうか僕たちの人間的成長の記録も載せさせてください(笑)
そんなこんなで感じたのが、
「タイムオフを取る重要さ」
もっと簡単に言えば「休憩する大切さ」
ただ、休憩って言ってしまうとちょっと違うんです。
だって今回も仕事で言ってますし、観光はほんのちょっとです。
なので、ダラダラしたり、遊んだりするって意味だけではないんです。
人間ってどうやら、量をこなすこともハードなんですが、
「変化のなさ」が脳に良くないらしい。
そして、ぼーっとしたりタスクから離れらる時間、非日常で仕事をする時間が無いと頭がフル回転しないし、アイデアも浮かばないらしい。
正直結構最近、ありがたいことに働き詰めでした。
レッスンが多いことは良いことなんですが、それ以外の時間もずーっと何かを毎日、同じ環境で。
悪くはないんです。
楽しいですし、ちゃんと仕事もできてます。
みんな上達しているし、毎回楽しい。
嬉々としてプールへ向かう。
でも、どうしてもアイデアが浮かばない、、、。
これじゃ前に進めない。
って感じだったんです。
そんな時に、ちょうど今回の機会をいただきました。
強制的に京都から離れ、飛行機に乗れば機内モードで通信は切られ、プールがある場所はスマホが圏外(ヒャッホー!)。
そして普段と違うところでのレッスン。
強制的にぼーっとする時間が取れるし、変化をつけることができました。
長距離移動はしんどいし、レッスンも疲れるんですが、タイムオフをとれたように思います。
そうすると、やっぱり人間。
ホテルに帰ってゆっくりしている時に、ノートにペンが止まらない。
京都に帰ってきてからも、今後のアイデアが山のように浮かんでくる。
普段、指導をしている子たちに対しても「もっと、こうしたらいいんじゃね、、、」というのが浮かんでくる。。。
指導者として、事業主として、そして1人の人間として、あらためてその本領を発揮するコンディションを整えておくことの重要さを実感。
知的生産を伴う仕事は、1日に4時間が限界だそうです。
特にクリエイティブさを必要とする場合はそうらしいです。
学校の勉強時間なんて余裕でオーバーだし、現代人8時間って働きすぎだしとか、
あ、でも学校の勉強ってクリエイティブさゼロだからできちゃうのかとか、
社会人になるとクリエイティブさがちやほやされるけど、コンディション的に無理やんとか、
そうするための方法教えてないやんとか、
いろいろ感じました(笑)
とにかく、コンディション良くいることが仕事だな!
と大きな気づき。
ちなみに、この大切な考え方を後押ししてくれる、僕が大好きな本はこれ。
本当に良かった。
選手の子達にも言えるんです。
休むことが本当に大切だって。
毎日毎日、疲労困憊でも練習のクオリティ低くても泳いで泳いで、
それって本当に正解?
トップ選手は毎日ハードな練習してるだろうけど、同じくらい回復に気を遣ってるからできるんだよ?
今回の気づきと感想
まとめると、こんな気づきがありました。
・便利な時代だから会おう
・ドリームキラーではなく、応援してくれる人を大切にしよう
・タイムオフを取ってパフォーマンスをあげよう
そして何より、水泳という自分達が好きなことでたくさんのご縁がつながるこのお仕事をもっと楽しもうと思います。
次はあなたと会いたいです!
お世話になった北海道のみなさま、予定を空けさせてくれた京都や定期受講のみなさま
本当にありがとうございました!
みなさんも読んでくださってありがとうございました!
では!