指の使い方

またちょっと細かい體(からだ)の話をしたいと思います。今日は「指」。引く時の意識は小指、押す時は親指。バランスをとる薬指。その使い方を泳ぎに役立てていきましょう。指の意識を変えれば、泳ぎの力みも取れるかもしれません。他にも力強いストロークにつながる可能性があります。

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泳いでいる時やトレーニングをしている時に指って意識したことありますか?

水泳という全身をダイナミックに使う運動において、指を意識することはなかなか難しいかもしれませんが、もしかするとなんらかのヒントになるかもしれませんので、簡単に書いておこうと思います。

指の力みと全身の力み

まず知って欲しいというか、再確認してもらいたいことは「指の力みが全身の力みにつながる」ということ。

泳いでいる時の指、完全にぴったりと閉じようとして力んでしまうと全身力みます。

筋肉はリラックスしているからこそ、動き、力を入れることができます。

既に過度に力んでいると、それがしにくい、もしくは別の場所を使ってしまいます。

 

握力の測定をする時に手の平だけでなく、全身に力が入ると思います。

それを想像していただくと、全身と指との繋がりが理解しやすいのかなと思います。

 

ちなみにこのつながりは足の指(足趾)でも言えます。

足裏をほぐすだけでもふくらはぎや太ももが動きやすくなる場合があり、これは足趾と全身の筋肉のつながりを示唆しています。

引く小指、安定の薬指

もう少し具体的に、働きの面から指を見ていきます。

基本的に「引く」動作の時は小指・薬指側をメインに力を入れた方が効率よく力が入ります。

科学的に言うと筋膜のつながりとか筋の連結とかで説明されますが、

伝統的に日本人は帯を締める時などは、小指と薬指でしっかり握って引っ張っていました。

そういった、科学など発展していない時代から人間の自然な動きとして継承されてきているものです。

 

筋トレーニーたちの間でも、小指だけをバーやダンベルにひっかけて背中のトレーニングをすると効きやすいというのが昔から言われています。

至極当然なことです。

今はなんでも科学的根拠がないと信用されない時代なのでややこしくなっていますが、これは数千年前、いや、人類誕生の時からわかっていたことです。

 

それと、薬指。

お箸を持つときや、鉛筆を握るときがわかりやすいですが、バランサー的な役割をしています。

特に主役級の役割をしているわけではありませんが、無いと困ります。

水泳でもすーっと前に手を伸ばしていくとき、小指と薬指側先行で、やや薬指の意識強めだと、自然な伸び感と安定感が得られます。

この伸びかたをするとなると、指以外にも前腕、上腕の使い方が変わってきますので話が長くなります。

この辺で。

 

あ、そうそう、また指に関してもいつの日かLINEで解説はすると思いますが、

この内容をどう水泳に活かそうかというのは、まずご自身で考えてみてくださいね。

押すなら親指側

では、逆に親指側はどうか。

こちらは比較的、「押す」動作に適しています。

親指と言うと、ここまでをイメージしてしまいますが、

実はそうではありません。

ここまでです。

 

親指の骨を辿っていってもらえるとわかると思います。

なので、押すといっても指先だけで押さないでくださいね。

ますは日々の生活やトレーニングで体感してみるのもあり

水泳という全身を使った複雑な動きを要する運動で、いきなり細かい指のことを意識するのは難しいかもしれません。

であれば、日常生活の中で意識してみると理解が進みやすいかもしれません。

ものを引っ張る時は小指側、押す時はやや親指側。

何気ない動作も全て運動です。その中で體と対話し、理解を深めていくことが水泳にも必ずつながってくると思います。

 

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また、水泳を通じた體への理解は、もし将来水泳から離れた時がきても人生でずっと役に立ちますよ。

 

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