【競泳・上級者】クロールでスピードを出す!水を抑える!

今回はクロールでスピードを出すための姿勢?感覚?についてです。特にスプリント〜200mくらいまで。腹筋と胸筋を使ってしっかりと水を抑えることで、水に乗っていくことができます。

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レッスンであれば比較的簡単に伝えることができるのですが、文章で上手く伝わるかどうか。。。

そんな考えもあって、今まで書いてきませんでしたが、チャレンジしてみることにしました。

至らないところもあると思いますが、少しでも参考になれば幸いです。

 


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「上手な選手の特徴」シリーズをnoteにて書いています(無料)。

気が向いたら参考にしてね。

https://note.com/yusantrn/m/m12ffb4345b02


 

では、本編スタート。

基本的な考え方

まず基本的な考え方をお伝えしておきます。

クロールでスピードを最大限出すために、ストローク動作をしている時の体の姿勢をどうするか。

そしてそのためにはどんな感覚が必要か。

あくまでも50mや100m、なんとか持って200mかなと。

 

まず、短距離などでスピードを出すには「ハルスピード」を出すか、もしくは超える必要があります。

「ハルスピード」とは、泳者の身長と、泳者が作る波の長さが等しくなる時のスピードです。

(言わば身長にある程度依存する)

このスピードがその人が出せるスピードの限界とも言われますが、スプリンターの場合はそれを超えている場合も多く存在します。

 

ハルスピードで泳ぐと、水に乗るような泳ぎ。

ハルスピードを超えると、前方の波を乗り越えていくような泳ぎになります。

波の頂点は一番前(頭側)と一番後ろ(足側)にありますから、前方の波を乗り越えるというイメージもつきやすいかと思います。

 

ハルスピードであれば波と波の間に体が存在しているので、比較的楽。

ハルスピードを超えようとするにはパワーもある程度必要で、疲れやすい。

だから50mなどの泳ぎのまま200m、400mと泳ぎ続けるのは難しい。

 

とりあえず、スピードを出すには波を乗り越える必要があると。

 

で、どうすれば良いか。

 

ってのが今回の話。

 

伝わったのだろうか。

 

体を前方やや上に持ち上げる力が必要で、

水を体の下に送っていくストロークがしたくて

上下動を減らしたい(潜ると乗り越えれないから)。

この章の参考文献

「スイミングサイエンス」 G・ジョン・マレン著 黒輪篤嗣訳 河出書房新書 2018

骨盤の扱い

骨盤に関しては、基本と同じ。

フラットもしくは後傾を保ちます。

ここが前傾になってしまって、体が海老反り状態になるともう厳しい。

キックの位置も天才でもない限り下がりがちになるので、これはしっかり調整したいところ。

胸部と腹筋で抑える

骨盤よりも気にしたいのが胸部と腹部の扱い。

手のエントリーにつられて体が伸びすぎてしまったり、沈み込みすぎてしまうと波を乗り越えるのが難しい。

そこで必要なのが丸める方向への力。

体を完全に丸くしてしまうのは違いますよ。

 

骨盤の後傾を保つためにも、お腹の力が必要。

腰のカーブを潰すような感じで、「丸めておいてやろう」というくらいのイメージを保ちます。

体幹の屈曲方向への力が必要(いわゆる腹筋運動で使う方向への力)。

 

そして、胸。

胸は一瞬「ふくむ」という動きが必要。

体操競技の経験がある方や、好きな方は聞き慣れた言葉かと思いますが、それ以外の方は初めて聞くかも。

胸の辺りを少し丸めるような力を加え、胸が突き出てしまわないようにする動きです。

それに伴って肩甲骨が外転(外側に開く)します。

 

特に手をエントリーさせてからストロークの中盤くらいまでは、胸の力を使って「ふくむ」動作が入り、脇を伸ばし肩甲骨を外転、水を抑えつけます。

感覚としてはストローク中盤まで、背中の距離と手の距離が遠ざかるような感じ。

そして、広背筋をメインとした背中の筋群で水を後ろへかいていきます。

 

そうすることで、体の下に水を送ることと、体が前方やや上に運ぶことができます。

また、エントリーではついつい、体全体が潜ってしまいがちですが、胸を含んでおく動作があるとそれを防ぐことができます。

 

で、胸を含むには骨盤が前傾しないように腹部に力が入っていることも必要。

 

あくまでも短い距離のクロールでスピードを最大にするための泳ぎ。

 

しかも結構しんどい。

これで長い距離は持たないと思う。

 

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そして文章で伝えるのが非常に難しい。。。。。。

 

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