【完全版】もっとクロール(自由形)を速くするためにはキャッチがやっぱり重要

もっと速く泳ぎたい!と思った時に技術面で最も大切になってくるところはなんといっても水のキャッチだと思います。もちろん水の抵抗を減らす技術とかも大切ですが、そもそも推進力を得れていなければ抵抗を減らすも何もないです。今回はキャッチの技術についてインスタグラムに投稿した動画を深堀ながら解説していこうと思います。

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速く泳ぐために水のキャッチが重要な理由

速く泳ぐためにはさまざまな技術が必要です。「水の抵抗を減らす」「手足のタイミングを合わせる」など知ってる、聞いたことがある内容も多いと思います。

でもその中でもやはり、キャッチが上手くないと始まらないと思っています。
(もちろんまともに浮いてられないとかは別の話になるので、ある程度泳げる前提で話しますね)

おざきコーチ
おざきコーチ
そもそもキャッチがなければ何をかくんだという話

 

水の抵抗を減らすというのも、抵抗ができてからの話。そもそも、推進力が小さいと水の抵抗も小さいです。じつは水の抵抗は推進力に比例する形で増加していきます。
(水の抵抗の話はこちらから)

なのでそもそも推進力を大きくできなければ話が始まらない。
そして推進力をどうやって得るか?というと、ストローク(水をかく)かキックの2つ。
クロールでは距離が伸びるほどにキックが控えめになり、ストロークへの依存度が高くなります。

 

そしてストロークでは水をかくわけですから、そもそも水をしっかりとキャッチしなければどれだけパワフルな動きをしていても空振りばかりになります。空振りとまではいかないとしても、キャッチできている水の量が少ないとストロークの効率はかなり低いものになると思います(1かき1かき進む距離が短い)。

 

おざきコーチ
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ちなみに泳ぎの速さを決めるのは、ピッチと1かきで進む距離。
泳ぎの速さを決める公式

✔︎ ピッチ × 1ストロークで進む距離(ストローク長)

自転車を想像してもらえるとわかりやすいです。
速く進もうと思ったら、必死で速く漕いで回転を上げます(ピッチ)。
でも車輪が小さいと必死で漕いでいる割に進まず。
自転車を買い替えて車輪を大きくすると1こぎでグッと大きく前に進みます。
この車輪の大きさが水泳では1ストロークで進む距離に当たります。

そして1ストロークを大きくしようと思うなら、まずはキャッチ。
そこから1かき1かきの他の技術だったり、かく力そのものを強くしていきます。

 

 

速く泳ぐために効果的なキャッチをする条件

そんな泳ぎのキャッチをじゃあどうやったら上手くなるの?!何に気をつけたらいいの??って話ですよね。

おざきコーチ
おざきコーチ
レッスンの際にもよく言うのが4つです。

⚫︎高く

⚫︎遠く

⚫︎早く

⚫︎抑える

 

という4つ。

なかなか文字で伝え切ることは難しいですし、そのためにレッスンがあるっちゃあるのであんまりあれこれ言えませんが。とにかくこの4つを泳ぐ時にイメージとして持ってもらえたらと思っています。

高く、遠くというのはできるだけ水を長い距離押していくためです。手が水に入った場所がそもそも近いといけないのでなるべく遠くに入れるか伸ばしてから、高く、遠くでキャッチです。そして必然そうしようと思ったら「早く」キャッチすることになります。

そして最後の「抑える」ですが、水はキャッチして軽くした方向に抑えるイメージを持ってあげることで体の位置を上げやすくなります。キャッチしてまっすぐそのまま後ろにかくと言うよりも、ほんの一瞬水を抑える瞬間がほしいですね。

次の章で紹介する手の形が崩れやすい人も、この抑える意識を持つことで少しマシになります。

実は崩れがちな手の形

上記の4つに加えて、手の形を崩さないということもキャッチでは重要です。

本人は気が付きにくいのですが、泳いでいる最中に手の形がぐちゃぐちゃになっていることが多々あります。指の形が乱れて大きく開きすぎていたり反っていたり、熊手のような形になっていたり、手首が負けていたり。いろいろいます。

水泳の手の形を簡単に言うと

✔︎指の隙間は「隙間に指が入らないくらい」

✔︎手の平全体は緩やかなカーブで、お尻の丸みにフィットするくらい

✔︎この形をキープする

実は競泳で握力がそれなりに必要な理由

水のキャッチ=掴む・握る。

そんなイメージを持ってもらいたいです。手の形そのものがあまり握り込んだ形ではないのでイメージがつきませんが、実は物を握る時と同じ筋肉を使って形をキープしています。

鉄棒のような細い物を握る

ペットボトルのようなもう少し太い物を握る

バレーボールを握る

だんだんとサイズが大きくなるにつれて、水泳の手の形に近づいていくのがわかると思います。

 

もっと手の形などについて学びたい方にはこちらの記事がおすすめです。

【劇的変化】実際にクロールのプル(水のかき)が速くなった手の使い方

 

水泳での手の役割は「パドル」と「センサー」

水泳における手の役割は当然ながら水をかくためのパドル。

そしてもう1つが水を感じ取るセンサーです。

 

水泳以前にみなさんの「手」はとても器用で、神経も多く、さまざまな細かいことをしたり細かい質感を感じ取ったりすることができます。水をキャッチしていくには技術的なところも重要ではありますが、水を敏感に感じ取っていく能力もとても重要です。

これに関してはたくさんん泳いだりドリル練習をしたりするのはもちろんですが、

指先から手のひらまで「感じよう」としながら泳がないといけません。

 

【動画を解説】ドリルメニューで感覚を養おう

最後に、インスタグラムとYouTubeに投稿したショート動画の一連のキャッチドリルを紹介しておきますね!

 

まずはご覧ください!

先ほどの手の形や位置などに注目しながら!

 

注目してほしいのがまずドリル1でニョキニョキしている動画。

このニョキニョキは脇、肋骨から腕が生えているイメージで動かしています。そうすることで体幹部の側屈と肩甲骨の動きを勝手にいい感じに使えるようになり、遠い位置でのキャッチに繋がります。

そこから派生していった一連のドリルでクロールの泳ぎに繋げています。

他にもヘッドアップ状態でのドリルなどは、位置が低くて抑えが効いていないとすぐに体が沈んでしまいます。良いキャッチができていると必死で動かなくても沈まないのでこれも良い基準になりますね!

 

最後まで読んでくださってありがとうございます

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