平泳ぎを速く泳ぐための手の幅は広くても大丈夫!

平泳ぎを速く泳ぎたい!と思えば思うほどに手かき(ストローク)の動きが小さくなり、つられて体の動きも全て小さなこじんまりした平泳になってしまう。なんだかコソコソ泳いでいるような、ダイナミックさに欠けた平泳ぎ。いろいろ要因はあるかと思いますが、今回はその1つである「手の広げ方」について解説していきたいと思います。

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平泳ぎの手幅は広めでも大丈夫!ただし限度はある!

広めでも良いよって言うと、極端すぎてもう後ろに手が行くほどまでにかかれると困るので、それは違うということはあらかじめ書いておきます。

じゃあ、どれくらいの幅が限度か。

関西人には馴染み深い、道頓堀のグリコの看板のお兄さんくらいまでが限度。

どれだけ広げてもここまでね!

理想言えばもう少し狭くて良い。

wikipediaより引用

 

これ以上やると行き過ぎ。

ここまでです。

 

実際に選手たちを見ていると、急いでかこう、前に進もう、できるだけ前の水を捕まえようという意識が強すぎるのか、とても狭い幅で水を捉えようとしすぎて、極端に縦向きのストロークになってしまうことがあります。その意識は大事なのですが、そうなると実際には水がとらえにくい場合や全身をしっかり使いにくい場合があります。

柔軟性や骨格でも差があるので、一概には言えませんが。

ポイント①:思っているよりちょっと広めでもOK

 

動き始めを胸にすれば、手は勝手に開く

では次に手の広げ方を解説していきたいのですが、どの泳ぎ方にも共通して「腕の力だけでかかない」というのが重要なポイントの1つです。胸、背中、脇の力を使って大きなパワーを効率よく生み出して泳いでいく必要があります。

平泳においてそれをどうやって実現していくのか。

それは、「動き始め」にポイントがあります。

 

それが、「胸を張ることから始める」ということです。

試しにバンザイした状態で胸を張ってみてください。そうすると勝手に手の幅が少し広くなると思います。これはなぜかというと、肩甲骨・背骨・肋骨が連動して動くからです。手を広げる時にはこの動きも使いたい。この動きから始めずに手だけを広げようとすると、肩関節だけの動きになって上半身をダイナミックに使うことができません。

なので、平泳ぎでの手の広げ方は「胸の開きによる自然な開き」+「少し広めに手を動かす」という意識を持ってみてください。

 

ポイント②:胸の開きも使う

 

平泳ぎのストロークは胸から動いて、広げて、最後に肘が曲がる

さて、ここまで2つのポイントを踏まえて平泳ぎの手の広げ方を解説してきました。しかしながら、その後の動きにエラーがあると上手くいきません。

平泳ぎでは焦って水をかこうとしすぎると、手を広げるのと肘を曲げるのが同時になってしまいます。広がりながら肘が曲がるような感じで水をキャッチしてしまうんですね。こうなると、泳ぎは小さくなりがちですし腕、手の力だけで水をかいていくことになります。

さっきのおさらいにはなりますが、まずは胸を広げる。

そして、手が開く。

この時はまだ肘は我慢。

きちんと道頓堀のグリコのお兄さんくらいの0.8倍くらいの形になったらようやく肘を曲げる!

 

まずはしっかり開いてから肘が曲がる。この動きをどんどんと順番を間違えずにスムーズにしていくイメージです。開く動き+そこから肘が曲がって手が切り返されて水がキャッチされるイメージ。

他にも、イメージとしては遠くにある観音開きの扉をまずは広げる。

広げてからドアノブを引き寄せる(肘が曲がる)ようなイメージですね!

 

とにかく曲がりながら広げないことです!

 

広げてから曲がる!

 

平泳ぎの手の広げ方を意識したドリル練習の方法

すごくシンプルなドリル練習を紹介しておきます。

程よく広げた良い位置でのキャッチを身につけるための2ステップになります。

 

①広げるだけの動作をする

平泳ぎのキックを打ったら、手を広げる(胸の意識や幅を意識しながら)。

広げる時に呼吸も入れておいてください。

まだ水をかかなくてOK、肘も伸ばしたままでOK!

広げて閉じるだけ。

その時の感覚、水のタッチを覚えておきます。

 

②広めのスカーリング

広げるだけの動作に慣れたら、その位置で広がったタイミングでスカーリングを入れます。

開く→キャッチ→開く→キャッチ。

キックはなくて良いので、プルブイを挟むか、軽くバタ足でOKかなと!

 

上記のようなドリルを繰り返してみて、ある程度広げつつも自分が1番心地よく力の入るポイントを覚えていってください。

 

最終的には試すことが平泳ぎを速くなる近道

ここまでいろいろと言ってきましたが、元も子もないことを言うと、、、、

広げてなくても速い人もいるし、広げて速い人もいるのが現状ではあります。

結局のところ試していって見つけるしかないという結論にはなってしまいますが、そんなもんだと思います。だからこそ、トップレベルのレースでも全員違うフォームをしているわけですね。

 

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