背泳ぎのキックが自転車漕ぎだった小学生選手の泳ぎを劇的変化させてみた

「4泳法の中で背泳ぎが苦手だ」「背泳ぎのキックが難しい」「背泳ぎが難しいけど、教えてもらえていない」などでお悩みの方も多いと思います。今回は、実際にレッスンで小学生の選手の背泳ぎが劇的に改善したエピソードを紹介しながら、背泳ぎのキックやストロークを改善する方法をお伝えします。

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ご依頼いただいた選手の特徴

今回ご依頼をいただいたのは小学生の女子選手で、背泳ぎが苦手とのこと。普段よく言われることとしては、キックが自転車を漕いでいるみたいな動きになっていて進まないという点でした。

 

 

実際に泳ぎを見てみると、確かに自転車を漕いでいるようなキックをしています。
ですが、背泳ぎを苦手と感じる原因はそれだけではなさそう。

 

というのも、泳いでいる姿勢として下半身がかなり沈んでいたり、水をかく動作が背泳ぎ習いたての子と同じだったからです。これでは速く泳げません。
確かにスクールのテストであればこれで十分に合格ですが、競泳だときついだろうなあ。

そんな泳ぎをしていました。

 

そこで、まずは姿勢から

そしてキック、ローリング動作、水のかき方の順番で指導を開始しました。

自転車漕ぎみたいな背泳ぎキックはポテンシャル

自転車漕ぎのようなキックは確かに良くないのですが、良いキックをするためのポテンシャルは高いと評価しています。というのも、膝下だけでちょこまかキックをしているよりも、股関節がしっかり動いている証ではあるので、ちょっとしたイメージの変化や修正で十分良いキックに変わります。

 

うちは個別指導なので、この選手の場合には「長い足で水を踏んづけてみよう」と声掛けをして、それが様々な体の向きでも出来るようにドリル練習をしたりして改善してもらいました!

 

ファッションモデルのイラスト(女性)

 

キック単体での改善はもちろん必要ですが、それを背泳ぎという泳ぎの中でも出来るようにならないといけません。

そのためのサイドキック系のドリルだったりもします!

キックが進まない理由3つ

背泳ぎに関わらずなのですが、キックが進まないのには大きく3つの原因があると考えられます。

  1. キック自体が下手
  2. 泳ぐ姿勢や手とのコンビネーションが良くないからキックの力が前に伝わらない
  3. 脚力の問題

 

今回の選手の場合は、キック自体が下手+泳ぐ姿勢も整っていなかったのが大きいです。
脚力に関しては、小学生なので仕方ない部分も大きいと考えています。

キックの改善と共に背泳ぎの姿勢の改善

キックの改善と並行して、姿勢の改善も実施。
背泳ぎの難しいところは、クロール、バタフライ、平泳と違って仰向けで浮かぶこととです。
そのせいで、体重をどこに乗せていくのかがわかりにくかったり、水をかいているところが見えなかったりします。

結構イメージ力の試される泳ぎなんですよね。

 

背泳ぎでは、肩甲骨のあたりにもたれていくような感覚で、体重をのせていくことが必要になります。

そして、お腹が伸びすぎてしまわないように、下腹部に少し力が入ることも必要。

指導では力の入れ方をお伝えして、補助を入れることでボディポジションがグッと上がるのでキックも打ちやすくなりました。

 

体の左右の入れ替えをする

ここまで出来るだけでも背泳ぎはかなり進むようになります。

特に年齢の低い選手は腕の動きよりもキックで推進力を得ている割合が高いので、なおさら。

後は、良いキックと姿勢を体のローリング(左右の入れ替え)があっても出来ることと、ローリングにあったストロークをしていくことです。

 

よくやる練習としては、気を付けの状態でキック5カウントに合わせてローリングしながら進んでいくドリルです。基本的にクロールと背泳ぎは6ビートキックなので、5カウントで入れ替えると入れ替え時に1回キックが入るのでええ感じになります(笑)

 

他にもいくつかドリル練習を挟みながら、体の動きが慣れてきた段階で手をつけてあげると自然と力強いストロークに。ここまでの所用時間はまだ20分(笑)

ですが、かなり改善してきていて時間もたっぷりだったので、最後に軽く水のかき方について指導をすることに。

 

水のかき方は、アレをするときの感じ

背泳ぎを習いたての子達のストロークは基本的に肘が伸び切ったまま水をかいていきます。

背泳ぎクラスに合格して次の級に進む程度ならこれで問題ないのですが、速く泳ぐとなると難しいです。

 

というのも、シンプルに腕を伸ばし切った状態では力が入らないから。人間だもの。
というわけでよくお伝えするイメージが、「腕相撲するつもりで水をかこう」。

 

もうこれで一発(笑)

もちろん個別指導ではもっと細かく教えていますが、これだけでも大きく変わります。
まず大まかなイメージを持ってから、一人一人に必要な修正をしています。

結果的に本人さんからも

 

「いつものBa(背泳ぎ)と全然違う、、、!」

 

というありがたいお言葉!

そう、競泳の背泳ぎはこんなに進むんですよ!さあ、あとは試合でタイム出そう!

練習で今日やったこと続けてみてね!

まとめ

おざきコーチ

 

今回は実際の生徒さんの事例を上げながらの解説記事になりました!

記事で伝えきれないところもたくさんあるので、みなさんが実践して全く同じ成果を出せるとは言い切れませんが、何かのヒントになれば幸いです!

 

幸せなことに、最近は全国各地から指導依頼をいただいており、休みを見つけて遠方からレッスンに来てくださったり、オンライントレーニング&サポートでベストを更新されている選手も続出しております。

 

水泳の伸び悩みを感じている選手のお力になれると幸いです!

 

最後まで読んでくださってありがとうございます!

もっと速くなりたい!!!上達したい!!という方はまずはお問い合わせからお気軽に!

 

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