寒くて寒くて最近は高鉄棒でトレーニングができていない尾崎です。何個か前のブログで胸椎のエクササイズをまたインスタに投稿するね!と宣言しました。もちろん投稿しましたので、その詳しい解説を動画と共にブログでお届けしようと思います。
まだ以前の記事を読んでいないよという方は、まずそちらをご覧ください。
↓
前にもご紹介した通り、片膝立ちの状態から行うエクササイズを6つほど投稿しました。
片膝になることで、腰椎の安定が増し、胸椎の動きにフォーカスしやすくなります。
どの種目にも共通して意識することは、
1.頭を動かさない
2.膝の向きをまっすぐに保つ
その上で、それぞれの種目にポイントがあります。
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種目①
前にならえの状態から左右に体をひねります。
自分がぐらつかない範囲で行います。
胸椎が回旋している感覚を理解しやすいシンプルな種目です。
お尻の穴を閉じておくこと、お腹を軽く引き込んだ状態をキープすることを心がけます。
種目②
腕を前後に動かす際にも胸椎の回旋は使います。
種目①より、回旋している感覚が得にくいですが、、、、頑張ってください(笑)
「腕を前に出そう」ではなく、腕をまっすぐにしたまま体を左右に捻れば腕は前に出ます。
その繰り返しです。
可能な方は動画を撮ってみてください。
左右でちゃんと動いていない方があるかもしれません。
さっきの種目よりも苦手な方を見つけやすいので、重点的に取り組んで見るのも良いと思います。
種目③、種目④
2種目一気に紹介します。
でも、種目③の後ろ回しの方が感覚を掴みやすいので、まずはそちらから取り組むことをお勧めします。
かなり泳ぎの動きに近くなってきました。
泳ぎの中では、単純な左右の回旋ではなく、側屈(左右へ傾く)や屈曲・伸展(前後)の動きも加わり、複合的な動きになります。
それをスムーズに行うと動画のようにクルクルと左右交互に回転していく感じになります。
動画を見ると、肩を動かしているように見えます。
それで上手くいく人もいますが、変にうねうねしちゃう人もいます。
そこで意識していただきたいのが、胸骨の意識です。
胸骨は胸の真ん中の骨です。
胸骨は肋骨と鎖骨を介して胸椎、肩甲骨、上腕骨に繋がっています。
胸骨で8の字を描くように動かすことで、その先の体のパーツを力みなく動かすことができます。
種目③と④はこの次の⑤と⑥への移行に重要ですので、是非是非滑らかに動くように、トライしてみてください。
種目⑤、⑥
あくまでも③と④の動きの延長線上に腕をつけるだけです。
腕から回そうではありません。
③、④の動きの先に腕がついているという感じです。
勘違いしていただきたくないのが、腕をわざわざクロールや背泳ぎのストロークの形にしなくて良いということです。
この手足がこの状態で泳ぐことはないので。
その根本にある体の使い方の練習です。
何回やれば良い?
こういったエクササイズを紹介すると、「何回やれば良い?」という質問をよくいただきます。
体の使い方を学ぶエクササイズの明確な回数設定は難しいです。
でも考え方として大切なことは、
①ガシガシ追い込むのが目的ではない
②正しい動作を繰り返し覚えることが目的
③体をコントロールできない状態で動かない
つまり、形が崩れてまで行う必要はないです。
その動きが体に染みつくまで行う。
例えば1セットあたり20回と決めたとして、10回くらいで疲れてグダグダになるのであれば、1セットの回数を減らし、
休憩を挟みながら、体が覚えるまで行う。
そんな感じです。
泳ぐ前のアップに取り入れたりするのも良いですね。
効果が出るまで
最近は何かとスピードが重視される。
時代の流れも早いし、通信速度も速いし(5G)、、、笑
体を変えるための運動分野でもスピードが重視される。
もちろん、効率の良さを追い求めるのは良いと思うけど、流石にちょっとやっただけで効果が出るとかはない。
3日坊主では流石に早すぎ。
あと、個人差が大きい。
すぐに「何週間くらいかかりますか?」とか聞かれるけど、そんなの人による。
今まで運動経験が多い方なら早いかもしれないし、逆に癖がついてて長いかもしれない。
かなり情報をもらったり、動きを見せていただければおおよその目星は付けられるけど、、、。
だから僕は「○週間で結果が出ます」なんてのは軽はずみに言わない。
というわけで、気長にやりましょう。
スピードが早い時代だからと言って、ずっと焦る必要は無いですよ。
ちょっと深呼吸、落ち着いて。
常に慌ただしくしてると、思考回路がいちいち慌ただしくなるんですよ。
ああ、ハイキュー!!の稲荷崎高校戦の主人公日向君のレシーブ、感動ですね。
皆が焦る中で一呼吸入れる、高いレシーブ。。。。
わかる人にはわかる(笑)
以上です。