以前は肉類(鶏・豚・牛)をタンパク質摂取の中心にして体づくりを行なっていた自分ですが、ここ数か月は魚と豆を中心とした食生活に変えています。その中で気が付いた体の変化などについて書き記しておきたいと思います。一番大きな発見は「栄養学的なことはある程度踏まえつつ、自分に合った食事をする」ということです。体への変化は2つ。・自分にとっては内臓が楽・肌荒れが減った。
なぜ食事スタイルを魚と豆を中心にしたかと言うと、なんだかもう肉類を食べる気になれないからです。
大学の頃から5~6年間、毎日のように鶏むね肉を食べていました。
だいたい平均すると一日に700~800g程度です。
筋肉をつけることに全エネルギーを注いでいた頃はそれに加えてプロテインも飲んでいました。
確かに、ビックリするくらい筋肉はすくすく育ちました。
そんなに食べていた自分が、どうして食べたくない気持ちになったのか不思議です。
「もうあなたは一生分の鶏むね肉を食べたよ」という神のお告げでしょうか(笑)
一番筋肉量があった時の体型は、170cmで70~72kgで体脂肪率は13~14%くらいでした。
そこから、少しだけ筋肉が落ちます。
まずは入院してしまったことと、リハビリのために本腰を入れたマスターズ水泳でそこまで体重が必要ではなかったためです。
この時、食べていた肉の量は一日に300~400g程度になっていました。
体脂肪率は変わらず、66~68kgを推移します。
そしてある日、肉を食べる気が失せてしまいます。
そこから、61kgくらいまで一気に体重が減ります。
マスターズ水泳のパフォーマンスも著しく落ちます。
プライベートな理由があってウエイトを使った筋トレもできなかったので尚更です。
その状態で試合に出たらとんでもない結果になってしまいました。
なんとかせねばということで、魚と豆を中心にした食生活を始めました。
内臓に現れた変化「胃腸を壊さなくなった」
最も感じたのが内臓が楽だということ。
元々、肉よりも魚や野菜の方が子どもの頃から好きでした。
肉をたくさん食べ始めたのは大学に入って脳が筋肉に支配され始めてからです。
肉を大量に摂っているというのをもう少し栄養学的に小難しく表現すると、「動物性タンパク質をたくさん摂取している」ということです。
動物性タンパク質はアミノ酸スコアが高いものが多く、良質なタンパク質であることが多いです。
プロテインもホエイやカゼインは乳製品なので動物性タンパク質です。
筋肉をつけるにはうってつけです。
確かにつきました。
でも僕の場合、定期的に胃腸の調子が悪くなるという欠点がありました。
下痢や便秘というよりは
・食欲の低下
・内臓の不快感
・消化に時間がかかる
肉を食べる量が減った時も定期的にそれが続きました。
ですが、現在魚と豆を中心とした食事に変えてから、胃腸の不具合が少なくなりました。
ちなみに魚も動物性タンパク質なので良質です。
肉をほとんど食べなくなっただけで、動物性タンパク質を摂取しなくなったわけではないです。
おそらく肉は自分の体にそこまでマッチしていなかったのだと思います。
脂ぎったお肉を食べていたわけではないので、そこまで消化にエネルギーを割いていたわけではないと思いますが、人間とは不思議なものです。
肉を中心にしていた頃も、しっかり魚や豆類は摂っていましたから、必要な脂質やその他栄養素が不足していたというわけでもなさそうです。
魚や豆中心にして筋肉量や体重は増えてきたのか
では、筋肉量や体重はどうなったのか。
一旦61kgまで減った体重ですが、魚と豆を中心とした食生活と筋トレ再開のおかげで着実に戻り始めました。
この記事を書いている3月現在で65~66kg。
食生活を変えてから2か月程度です。
元々筋肉量があったのでマッスルメモリーの影響もあると思いますが、意外と増えていくんだなという印象です。
ちなみに、プロテインも大豆由来のソイプロテインに変えてみました。
世間ではソイプロテインは増量と言うより、ダイエットのイメージが強いようですが、そういうわけではないようです。
ホエイプロテインの方が効率は良いのかもしれませんが、人によって合う合わないがあるので、その気になればソイプロテインでも増えるのかもしれません。
僕の場合は「戻している」だけなのではっきりしたことは言い切れませんが。
お肌に現れた変化「肌荒れが減った」
肌荒れの減少。
これが一番大きいかもしれません。
肉類をタンパク質のメインとして食べていた時は、特にデコルテと背中の肌荒れに悩まされていました。
しかし、魚と豆を中心にしたタンパク質摂取に変えてからデコルテと背中が綺麗になりました!!
何かスキンケアを変えたわけではありません。
食事を変えただけです。
摂取しているタンパク質の量は同じです。
質が違うだけです。
よく女性のスキンケア用品で大豆のイソフラボンを売りにした商品がよくありますが、もしかするとその影響でしょうか。
もしくは、内臓への負担が減ったため体の状態が良いのでしょうか。
内臓の疲労や負担はよく肌に現れるそうなので。
栄養学的なことはある程度踏まえつつ、自分に合った食事をする
栄養学的なことはとても大切です。
肉類をほとんど食べなくなって、魚や豆類ばかりだと「偏っている」というように判断できるかもしれません。
しかし、現実として自分はその方が体調が良いのです。
それが全てだと思います。
なので、他人にこれを勧めることはありません。
多くの人にとって肉をしっかり食べた方が体づくり(特に筋肉)に効率が良いのは事実です。
でも自分は違った。
これはもう合う合わないの問題です。
僕からアドバイスできることは、「自分にあった食生活を模索すること」が一番大切だということです。
それに体は刻一刻と変化しています。
何年かすると今度は肉が必要になるかもしれません。
その時はまた体の声を聴いて、対応していけたらなと思います。