股関節の動作と使われる筋肉

股関節は骨盤と大腿骨(太ももの骨)からなる脚の付け根の関節です。人体の中では肩関節に次いで動きの多様性がある関節で、スポーツや日常生活でも股関節は大活躍します。股関節の動作は矢状面(前後)での屈曲伸展、前額面(左右)での外転内転、水平面での外旋内旋の計6つです。この記事ではそれぞれの動作がどのようなものか解説します。

トレーニングの解説などでは屈曲や伸展など専門用語で書かれていることも多いので、この機会に動作名も覚えていって下さい。

 

しょしんしゃ
 この前トレーナーに股関節の伸展と内旋をもっと意識してくださいって言われたけど、そもそも伸展とか外旋の意味が分からないんだけど。

 

股関節の屈曲と伸展

最も代表的な動きで歩行や走行、立つ、座る、跳ぶなど下半身のほとんどの運動で使われる動作が屈曲と伸展です。屈曲は脚を前に上げる動き、伸展は後ろに上げる動きです。屈曲は伸展に比べて可動域が大きくて、最大で約125~130°ほど動きます。伸展は約15~30°ほどまでしか動きません。

股関節屈曲

参考:ヒューマンアナトミーアトラス2019エディションを引用、一部編集を加えました

股関節屈曲に使われる主な筋肉

・大腿直筋(大腿四頭筋の中では唯一関与)

・腸腰筋群(腸骨筋、大腰筋)

・恥骨筋

・大腿筋膜張筋

・縫工筋

・長内転筋(補助的にはたらく)

 

股関節伸展

参考:ヒューマンアナトミーアトラス2019エディションを引用、一部編集を加えました

股関節伸展に使われる主な筋肉

・大殿筋

・ハムストリングス(半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋)

 

特に伸展の可動域をしっかり出せない人は多いので柔軟性の改善をおすすめします。特に腸腰筋などの股関節屈曲に関わる筋肉が固くなっていると伸展の可動域が小さくなりやすいです。

 

股関節の外転・内転

股関節の外転は脚を横に上げるような動き。内転は外転の反対で、股を締めるような動作です。外転は主にお尻についている殿筋群がはたらき、内転には太ももの内側にある内転筋群がはたらきます。ジムにあるアダクション・アブダクションのマシンは主にこの内外転の筋肉を鍛えるものです。外転は約45°、内転は約30°までの可動域があります。

 

股関節外転

参考:ヒューマンアナトミーアトラス2019エディションを引用、一部編集を加えました

股関節外転に使われる筋肉

・大腿筋膜張筋

・小殿筋

・中殿筋

 

股関節内転

参考:ヒューマンアナトミーアトラス2019エディションを引用、一部編集を加えました

股関節内転に使われる主な筋肉

・短内転筋

・長内転筋

・大内転筋

・恥骨筋

・薄筋

・大殿筋(補助的にはたらく)

 

股関節の外旋・内旋

股関節の外旋は大腿骨を外側に回すor捻るような動きです。もっと簡単に言うと脚を付け根から回して膝とつま先を外側へ向けるような動きです。内旋は外旋の逆で、膝を内側に回すような動きです。膝のお皿のてっぺん同士をくっつけようとする時、内股の姿勢になる時は股関節の内旋が起こっています。外旋は約50°、内旋は約45°までの可動域があります。

 

股関節外旋

参考:ヒューマンアナトミーアトラス2019エディションを引用、一部編集を加えました

股関節外旋で使われる主な筋肉

・腸腰筋

・縫工筋(膝関節と股関節の屈曲に伴う)

・深層外旋六筋

・中殿筋(股関節の外転に伴う)

・大殿筋

・大腿二頭筋

・短内転筋と大内転筋(内転に伴う外旋)

 

股関節内旋

参考:ヒューマンアナトミーアトラス2019エディションを引用、一部編集を加えました

股関節内旋で使われる主な筋肉

・半膜様筋

・半腱様筋

・中殿筋

・小殿筋(外転に伴う内旋)

・恥骨筋

・薄筋

 

参考資料に使ったヒューマンアナトミーアトラス2019エディションはこちらから

https://www.visiblebody.com/ja/anatomy-and-physiology-apps/human-anatomy-atlas

 

Yusan
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